高度情報処理技術者と中小企業診断士はどっちが難易度が高いのでしょうか。

Question

高度情報処理技術者と中小企業診断士はどっちが難易度が高いのでしょうか。

Answer 1

高度情報処理技術者といっても区分によるのでは？
受験者のレベルを考慮した上で書きますが、
セキュリティスペシャリストと診断士では大差無い様に思いますが、
さすがに、ストラテジストや監査技術者と比較したら、診断士の方が圧倒的に劣ると思います。

学生の合格者数も過去に大学生が一人もいない、アナリストや監査、ストラテジストのレベルは他の士業資格と比較しても難易度が高い。学生に対する競争倍率などの数値に準拠した難易度であれば、会計士などよりレベルが高い。

また、旧制度だと、ネットワークスペシャリストなども合格率が6%あたりで、情報Ⅰ種で13%、1種→ＮWの順に取るだけでも、情報処理の方が苦労する。

おまけに、2種やシスアドがさらに下位試験としてあります。
やはり、区分が多いことでレベルが上がっていると思います。
監査やアナリストはNWなどのスペシャリストの合格者ばかり。診断士がこれらを一気に超えるなんて虫が良すぎると思いませんか？

Answer 2

高度試験の方がレベルが高そうですね。
旧試験みてそう思いました。

そもそも高度試験だけで、現行の診断士の合格率と大きく変わりません。

【情報処理】
旧高度試験の合格率は3%~8%
現行高度試験の合格率は15%

【中小企業】
旧診断士の合格率が3%
現行診断士の合格率が5%

ただし、
高度試験には、下位試験である、SW、AP、AD、FE、K1、K2、SG、IPなどがある。また、高度試験の受験者には他の高度試験の合格者が含まれているということで相乗効果が高い。正直情報処理技術者を見くびっていましたがかなりレベルが高い。
ぶっちゃげ、会計士より上では？

Answer 3

単体でみると、あたかも中小企業診断士の方が難易度が高そうだけど、
高度情報技術者には下位試験が大量にあるし、高度の受験者は他の高度の合格者も多くいる。受験者のレベルの時点で、診断士を凌駕しているケースがよくある。

では診断士の受験者にもそういったケースがあるのかと調べてみたが、多くの場合、中小企業診断士の受験者が会計士や税理士のような難関試験も持っていなければ、不動産や他の技術系の難関試験も持っていないことが多い。
受験者の多くは工業系だったり財務系だったり営業だったりするケースが多く、下位の検定の合格者や、土木などの比較的簡単な試験の身を持ち合わせているケースが多い。
その多くが情報処理技術者ほど難易度の高い試験に合格していない。
そういった人材がストレートの合格率だけ見て、診断士の方が難易度が高いと錯覚しまうのだ。

例えば、情報処理の論文系試験の受験者は、他の高度区分を1個か2個は合格していることが殆ど。つまり超超難関の部類。
こういった事実が、あまり明るみになっていないところに問題がある。

合格率を観ると

高度 60年代～2000年代は6%の合格率 現行試験は15%前後
応用 一種時代は13%で年1度、現行試験は20%で年2度
基本 二種時代は15%で年1度、86年から年2度に変更、現行試験は23%で年2度で免除あり

一次 旧制度は15%の合格率、現行試験は25%そのうえ段階合格制、免除あり
二次 旧制度は15%の合格率、現行試験は25%そのうえ養成免除あり

さすがに2次試験制の診断士が、基本、応用、高度の3試験をぶち抜くとは思えません。旧制度ならなおさら合格率が低かったですし。

こうみると、高度の時点で合格率が数%で、一種・二種ともに1割台の多段試験。
高度試験の方が一回りレベルが高いことがわかる。

結論としては、単体の直接合格率だけでみると、中小企業診断士の方が難しそうだが、下級試験と上級試験を組み合わせた場合、高度情報処理技術者の方が一回り難しい。ただし、基本、応用、SCの組み合わせの場合は、中小企業診断士(免除無し)と大きく変わらない。

Answer 4

高度試験の方がレベルは高いと思います。

合格率を書くと分かりやすいです。↓
※三次は合格率100%なので省略します。

中小企業診断士 (現行制度)
一次 25% 年1度
二次 25% 年1度 ただし一次合格者は併願可能

情報処理技術者 (現行制度)
基本 25% 年2度 併願不可能、部分免除あり
応用 20% 年2度 併願不可能
高度 15% 年1度 併願不可能、部分免除あり

中小企業診断士 (旧制度2000年代)
一次 15% 年1度 途中から段階合格制あり
二次 15% 年1度 ただし一次合格者は併願可能

情報処理技術者 (旧制度2000年代)
基本 15% 年2度 併願不可能
ソフ 15% 年1~2度 併願不可能
高度 7% 年1度 併願不可能

こうみると、中小企業診断士の方が難易度が高いと思ってる人は偏見だと思うね。
一回り高度試験の合格者の方がレベルが高そうだ。
ただし、セキュアドやセキュスペ以外の話。

診断士は、高度試験より、旧ソフトウェア開発技術者か情報セキュリティアドミニストレータが近いと思う。
二次試験に受験資格が有る分、やや難易度が高いかと思うが、
情報セキュリティアドミニストレータや情報セキュリティスペシャリストは他の高度区分の合格者も受験しているから、実際にはかなりレベルが高い。