解決済み
船舶料理士の資格というのを聞いたことがあるのですが、普通の調理師免許と何が違うのですか? キッチンが船の中というだけで、料理を作るという意味では何も変わらないと思うのですが なぜ資格を区別しているのでしょうか?
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航海士をしている者です。 とても良い質問ですね! 「料理を作るという意味では何も変わらない」とおっしゃっていますよね。 実は、調理環境が全く違います。 「ただ船の中になっただけ」と思いがちですが、船の中で実際に調理をされたことがありますか?? とてもとても…大変です。 船は、多かれ少なかれ、航海中、不規則に揺れます。 そんな中、包丁などの調理器具を使用しなくてはなりませんし、汁物も作らなくてはなりません。 また、船酔いに悩まされる可能性も十分ありますよね。 こうしたように、陸での調理とは違った環境に配慮する必要があるんですね! 船の揺れがあまりにもひどい場合は、汁物をやむを得ず、作れない事もあります。 転倒したりして、火傷したら大変ですからね! また、船員さんの食事に関する、特殊な規定もあるんですね。 また、いくら調理師として船に乗るとは言えども、私達航海士と同じように、「船員」である事に変わりはありませんよね?? 船員というのは、特殊な労働環境、勤務体制、給与体制を取っていますから、そういう面も学ぶ必要があるんですね。 また、船の緊急時ともなれば、一応、船の乗組員に当たるわけですから、避難誘導等にも、当たらなくてはなりません。 そうした、特殊な環境にあることから、資格が分けられているんだと思います。 「単に船の上で料理をするだけ」と言われれば、それまでですが。
なるほど:2
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