現役の消防官です。 「消防局」と「消防本部」の違いは、その自治体の「体制(制度)」によります。 小さな自治体(町や村)なら、首長の下に助役がいて、その下に各部署がありますが、職員が少ないために、課と係とがあれば組織として成り立つこともあります。 逆に、大きな自治体では、一つの所属の職員数が多いため「局」が必要になります。 例えば、建設部門を例にあげます。 小さな自治体では、建設課の下に河川係や道路係、公園係などがあったり、複数の係を統合した河川道路係などの組織とします。 職員も少ないですし、担当する対象も少なくなります。 これが大都市だと、河川担当の職員が10人いたり、道路管理が10人、新道路建設などのための用地買収担当の職員が10人いたりします。 こうなると小さな自治体のように、建設部門を1人の課長でまとめようとすると、事務が追いつかなくなります。 そのため、河川課、道路管理課、用地課などにして、河川課を市内をいくつかのブロックに分けて河川第一係、河川第二係としたり、用地課を河川用地係と道路用地係にしたりするのです。 で、市町村の本体が「局制」になれば、消防本部も局制になるので「消防局」となるんです。 ですから、大都市の消防局も東京消防庁も、消防法や消防組織法上では、全て「消防本部」の扱いになります。
大きな市は1つの消防では足りないから幾つかに分散してる。こういうのは局が付く 小さい市で1つの消防でいい場合本部が付く もう1つ小さいと署が付いたりする
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