公認会計士か税理士の有資格者なのか、それとも無資格者なのかで話はかわってくると思います。 昔は、有資格者とくに税理士は、独立開業ということが念頭にあり、勤務税理士というのは、将来の自分の独立開業へ向けての実務経験を積む場であったり、独自のネットワークの構築の場であったりしました。ところが、最近は、一生、勤務税理士でよいとか、税理士法人のパートナーを目指すという考え方の人たちがけっこうでてきました。そういう人生の選択もありだということになってきたのだと思います。 一方、無資格者については、昔も今も状況は、あまりかわっていないように思います。無資格者の離職率が高いのは、ひとつには、仕事が激務であること。繁忙期に徹夜の連続などあたりまえです。バブルのころまでは、とくにこの業界だけが激務ということではありませんでした。社会全体がそんな感じで、かえって広告業界や建築業界につとめている友人などは、自分たち以上にハードワークだったので特別なこととは感じていませんでした。ところが、バブルがはじけるとそれらの業界はみなひまになっていき、自分たちの業界だけが相変わらず忙しいという状況になっていったため、「激務」にたえられず、転職するという人がでてきているのだと思います。さらにいえば、この業界には、夜間、資格の学校に通い、有資格者になることをめざすという人が多数います。この人たちが、結局、仕事と勉強の両立ができず、職を離れていくということも、離職率の高さの一因になっているように思います。 それから、税理士事務所や税理士法人において、無資格者というのは、いつまでたっても一般の会社でいうところの平社員のままです。給料も定昇など微々たるものでほとんどあがりません。若いうちは、まわりも平社員で、給料もそれほど差がありませんが、十年、二十年と月日がたつと、周りは、管理職や役員に昇進していき、それにしたがって給料も上がっていくのに、この業界の無資格者は、いつまでたってもただの雑用係のままということになります。 つまり、有資格者であればお考えのような選択肢も十分ありなのでしょうが、無資格者であれば一考を要するということです。
あんまり、昔と変わっていないと思います。
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