現役消防士の方に質問です。

Question

現役消防士の方に質問です。ある消防本部消防署に

救急車 ２台
水槽付きポンプ車 ２台
救助工作車 １台
はしご車 １台
水槽車 １台
指揮車 １台

配備されているところが
あります。

そこは、各部
警防隊 ６名 （消防救助兼任）
救急隊 ３名 （専属）
日勤 ２名（署長含む）

らしいのですが、

夜間に高層建物火災出場があった場合

ポンプ車 ２名
救助工作車 ２名
はしご車 ２名
救急車 ３名

のように、分散して
出場するのでしょうか？

指揮隊どうなるのでしょうか？

消防本部や署の日勤の方が
交代で夜間当直するのでしょうか？

実際に、多くの消防本部は
車両の数だけ当直人員が
いないと聞きました。

Answer 1

はい、現役の消防官です。
順番が前後しますが、わかりやすく説明していきましょう。

＞多くの消防本部は車両の数だけ当直人員かいないと聞きました。

そうですね。
うちの本部は県庁所在市ですが、どの消防署でも、当番勤務員で車庫にある消防車（査察車や広報車などを除く）を全て運用できません。
これは「乗換え運用」といって、災害に応じて乗組む車両を変えるからです。
例えば、一般の民家火災ならポンプ車で出るけど、高層火災ならはしご車で出る隊もあるんです。

では、あなたの言うような高層火災ではどうするか？というと、はしご車とポンプ車で警防隊員６名が出場するものと思います。
この２台があれば、とりあえず２口ぐらいは放水できるので、消火活動はできます。
また、逃げ遅れがいるとの情報があれば、１口放水（援護放水）しつつ、他の隊員が屋内進入するという感じですね。

では、本当に燃えている火災（炎上火災）ならどうするのか？といえば、職員を非常召集します。そして、応召してきた職員が残っている消防車を運用して現場に行きます。
また、消防団も出動するでしょうから、危険でない程度の放水や消防車のポンプ操作をしてもらうこともあるでしょう。

あなたのいう消防本部が、その消防署１つしかないところなら、炎上火災になると全職員非常召集ですね。でないと、同時火災や同時救助事故に対応できないからです。
非常召集で職員を呼んでも間に合わないなら、隣接消防本部に応援出動を求めます。

指揮隊も、炎上火災なら消火活動に回り、現場指揮を署長が行うこともあります。
この時は、署長は自分で司令車を運転して現場に行きます。
そのため、消防署の建物内、敷地内又は直近に署長公舎があり、平日はそこで寝泊まりしなければならないという消防本部もあります。

うちの本部は、１つの消防署（本署）に警防隊が２、救急隊１、指揮隊が１あり、当番勤務員でこれだけの隊を運用できますし、出張所もありますので、１つの署で結構な隊を運用できますが、火災の形態に応じて運用するために余分な車（はしご車や化学車）を置いていたり、消防車の故障や車検などに備えるために、非常用消防車や非常用救急車があります。

大規模災害でそれらの消防車を全て出場しても足りない時は、広報車（ライトバン）などの緊急自動車に小型動力消防ポンプという、大人４人で運べるエンジン付きポンプやホースなどを載せて出場しますよ。

Answer 2

私は消防士ではないですが、

防災の関連で消防への通報のDVDを見たら、
消防では火災の大きさや何の火災かに応じて、管内各地の消防から必要な消防を呼び出すと言ってました。

大きな消防はそういう方向になってきてます。

本部がそこで、消防団以外の消防が無いならわからないですが。

Answer 3

消防士です。
ご質問の内容につきましては最高機密扱いとなりますのでお答えしかねます。