☆保育士の資格を取得する方法は、大きく分けて2つあります。 ア)大学、短大、専門学校の保育系の学科に進学し、卒業する 大学、短大、専門学校(通信制大学・短大を含む)で、 厚生労働省が、「保育士として働くうえで必要な知識・技能を学ぶための科目」として指定した科目を全て勉強し、 保育園と児童福祉施設で合計6週間の校外実習をして、 大学、短大、専門学校を卒業すれば、 保育士国家試験の受験が免除されるので、 誰でも保育士資格を取得することが可能。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E5%AE%9A%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB%E9%A4%8A%E6%88%90%E6%96%BD%E8%A8%AD ※ただし、 この方法で、保育士資格を取得するには、 6週間の校外実習を必ずやらなければなりません。 →「必ず、校外実習に行って下さい」と、 大学・短大側から指示されたのにもかかわらず、 「仕事が忙しくて、 そんな時間はないので、校外実習には行きません」 ・・・ということにしてしまうと、 「通信制大学・短大を卒業して、大学・短大の卒業証書はもらえたけど、 結局、保育士資格はとれませんでした・・・(泣)」 ・・・という、 大変残念なことになってしまいます。 ☆例えば、 「保育士資格を取得したいので、 校外実習をするため、 1年間のうち、合計6週間、まるごとお休みします」 ・・・と、申し出て、 OKしてくれる会社、 普通、ありません。 イ)保育士国家試験を受験し合格する ※合格率は、毎年「4~17%くらい」と、かなりの難関試験。 (10人受験したうち、合格するのは1~2人という感じの試験) →ですから、全科目、合格できるまで何年かかるかわかりません。 ※保育園や児童福祉施設での校外実習合計6週間は全て免除となり、不要です。 →ただし、筆記試験に「保育実習理論」という科目があり、 実習に行ったのと、ほぼ同等の内容の問題が出題されます。 ☆保育士国家試験には、 「高校卒業後、 大学・短大・高専・2年制以上の専門学校に進学して卒業した者 (学部・学科の制限は一切なし)」 「大学に2年以上通い、62単位以上を修得した者 (学部・学科の制限は一切なし)」 「高校卒業後、児童福祉施設で2年以上+休みを除いて実際に働いた時間数が2880時間以上、という2条件両方を満たす者(※1)」 ・・・といった受験制限があり、 どれか1条件を満たしていないと受験できません。 ※ユーキャンなどの「保育士国家試験対策通信講座」や 東京アカデミーなどの「保育士国家試験対策講座(通学)」は、 <<<保育士国家試験の受験勉強をすることが目的の講座です>>> →そのため、すでに受験制限を満たしている方が対象です。 受験制限を満たしていない方が受講を希望しても、断られてしまい、 講座で勉強すること自体できません・・・。 →こういった講座の勉強を終えただけでは、 保育士資格の取得は不可能。 保育士国家試験の受験と合格が必要です。 ☆毎年8月に、一次の筆記試験9科目(保育原理、教育原理、社会的養護、児童家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論)が実施され、 筆記試験9科目全て合格した人のみ、 10月の二次の実技試験3科目(ピアノ演奏、お絵かき、読み聞かせ)の受験が許可されます。 <メリット> ・合格した科目は、3年間有効。 →そのため、その間に不合格となった科目を追加合格すれば、保育士資格を取得出来ます。 ・実技3科目のうち、どれか2科目を合格すればOK。 3科目全て合格する必要はありません。 <デメリット> ・3年かかっても、一部の科目が不合格になってしまった場合、 合格していた科目のうち、3年経過した科目については全て無効となってしまいますので、 また受け直さなければなりません。 ・合格率が、毎年4~17%くらいのため、 全科目、合格して、保育士資格を取得できるまで、 何年かかるかわかりません。 (※1)→しかし、児童福祉施設や保育園・学童保育の場合、 「職員募集!保育士資格、児童指導員任用資格、教員免許のどれかをお持ちの方を希望!」といった、 資格制限付きの正社員やアルバイト・パートの求人募集や、 「職員募集!子育て経験のある方(※2)なら、資格はなくてもOKです!」 といった、保育補助アルバイト・パートの求人募集、 (※2)既婚者・シングルマザー・シングルファーザーなど ・・・という求人が、 出されることがほとんど、です。 →例えば、 「子供さんが泣き止まないので、 お昼寝用の布団に、うつぶせに寝かせたら、泣き止んだので安心し、 かけ布団をかけ、そのまま放っておいたら、 肺や気管が圧迫された子供さんの呼吸が止まり、 気がついた時には、子供さんが息をしておらず、 大至急、救急車で病院に運んだが、 すでに手遅れで、正式に死亡が確認された」 ・・・といった、 無資格のパートさん・バイトさんの知識不足による死亡事故・事件が多発し、 親御さんが、 「昨日まで、元気に走り回っていた子が、 「今日お亡くなりになりました。大変ご愁傷様でございます」って言われても、 全然納得できません!!!」 ・・・と、 5千万円あるいは1億円の損害賠償を求める裁判を起こす。など、 大騒ぎとなったことがあります。 →ですから、 今は、 職員の採用が、すごく厳しくなっていますので、 「保育の仕事で働きながら勉強して、保育士の資格を取る」というのは、 すごく厳しく難しい、と思われます。 →そもそも、 「資格なし&子育て経験一切なし」の人を、雇ってくれる場所は、 普通、ありません・・・。 ※例えば、1日3時間で週3日の保育補助パートだと、 2880時間以上という条件を満たすには、 80ヶ月(6年8ヶ月)の勤務が必要です。 →そのため、 最悪の場合は、 「10年もかかっちゃって、もう30歳になっちゃったけど、 まだ保育士資格とれてません(泣)」 ・・・といったことにもなりかねませんので、 私としては「無資格で勤務経験を積んで受験」という方法は、 オススメできません・・・。
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