消防の救助隊になる方法なるまでの道を詳しく教えてください。

Question

消防の救助隊になる方法なるまでの道を詳しく教えてください。

補足

全ての部署に救助隊はあるのですか？それとも決まったところにしかないのですか？

Answer 1

現役の消防官です。

消防本部によって、多少の違いがありますが、ご容赦ください。

消防官採用試験合格→消防学校入校→初任教育課程修了→専科教育課程受講（救急課程、救助課程、予防課程など）→専科修了→消防学校修了→採用された消防本部に配置→消防署に配置→警防隊（ポンプ隊）に配置、数年間現場経験を積む→配置希望調査がある→適性を見て特別救助隊に配置

こんな感じですね。
消防学校を出てすぐに救助隊員になれるわけではありません。
採用前から「自分には救助隊員としての能力がある」と考えているような甘ちゃんは、救助隊員にはならせてもらえません。
まずは実績を積むこと、上司からの信頼を得ること、失敗をしないこと、失敗してもきちんとリカバリできることなど、必要な要素は山ほどあります。

救助隊は次の４種類があります。
・救助隊…ポンプ車に救助用器材を積載しているもの。ポンプ隊と兼任が多い。基本的に全ての消防本部にある。
・特別救助隊…いわゆる「レスキュー隊」で、オレンジの服を着て現場で救助活動に専念します。これもほとんどの消防本部にある。
・高度救助隊…特別救助隊のなかでも、高度な活動ができる装備を保有している救助隊。車両は「３型」と呼ばれる大型の救助工作車を運用する。県庁所在市や中核市などにある。
・特別高度救助隊…主に政令指定都市の消防本部にあり、高度救助隊よりさらに特殊な災害に対応したり、航空自衛隊のＣ１３０輸送機に積載できる４型救助工作車（普通は２台セットで運用）、ブロアー車などを持つ。

これらの救助隊は「救助隊の編成、装備及び配置の基準を定める省令（総務省令）」で配置基準や装備などについて規定されています。