解決済み
都道府県限定ではありませんが、東北医科薬科大学を作るときに、地域枠卒業生には「東北6県限定の医師免許」をすべきだという意見が出ましたが、有耶無耶になってしまいました。改正する法律が多すぎて難しいようです。 自治医大しかない栃木県や、岡山や石川と言った人口の割に2つも医学部がある県もあるので大学所在地に働く場所を結びつけるのは非常に難しいですが、地域枠入学の学生が、約束を破棄して東京などに出られないよう、卒後9年間などの期間は保険医登録ができる地域を限定する方法はなきしもあらずかもしれません。この方法なら保険診療が出来ないだけなので、憲法上の職業選択の自由のなどにも引っかからないのでは??
そうすると技術的にも都道府県により差が出てきますね。 そうなるとこの地域ではガンなどを治せないけど心臓病には強いなど 患者に不都合がでてきますよ。
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それはダメですね。 例えば、埼玉とか、医学部が少ない割に、人口が多いです。なので、東京の大学病院から埼玉に医師を送り込んで、埼玉の医療を支えています。 その東京の大学病院は、地方出身者が多いです。 医局員の多い医学部は、そういう風に、医療過疎の地域に医者を送り出す、という貢献もやっていますが。医師が都道府県ごとに縛られてしまうと、そういう風に、医療過疎地域に、大学病院や大きな総合病院から人を出してカバーするということができなくなってしまいます。 例えば、沖縄とかは医者の数は多い部類の県ですが。琉球大学医学部の全員が残る、なんてやってたら、50万人しかいない県なので、医者があまってしまいます。 大学病院の医局、総合病院の医局などが、余った人員を医療過疎地域に送っているからこそ、今の医療は成り立っています。 それが、都道府県別に縛られてしまうと、人口の少ない県では、医者あまりが深刻になるでしょうし。人口の多い大都市では、深刻な医者不足になると思います。 地方出身者がたくさん集まる、東京でさえ、医者が十分足りているとは言えない状況です。1100万人住んでいるので、既存の大学病院の定員ではとても対応できない。 今のように、流動的に医者が動ける環境にしておいた方が、医者の偏在をある程度抑制する効果があると思います。 田舎=医者不足、都会=医者あまり、というわけでもないんです。
国家資格というのは「国家において奉仕する」ための資格と考えていいものです。沖縄で奉仕するのも北海道で奉仕するのも同じ国内で奉仕するのですから価値は同じです。その地方のみに価値があるという考え方は、国家という枠組みを否定することにほかなりません。たしかに公共の福祉は大事であるので、それを実現するために最低限度の「制限」というものが国家によって国民に課せられますが、最低限度以上は人権侵害に当たります。今、医師に対して実質的に居住・生活の場所を制限するのであれば、それと同じ理由ですべての国家資格についてそれを行わなければいけません。「医師のみに人権を制限する」というのは憲法の認める国民の権利を侵害することに当たるからです。そしてそれはとりもなおさず、人口の移動や僻地の存在を認めない、そういうところへの強制的な居住を求めるのであれば、国民全体にそれを求めて、収入階層など「都会に住むべきかどうか」を基準に地方へ強制移住させるなどの考え方を推し進めることになります。貧乏人が都会に住んでいても持ち出しが多くなるだけですよね?どうせ稼げないのであれば都会にすむ権利を剥奪して田舎に住まわせればいい…こうした思考が何を意味するのか考えれば「医師免許は各都道府県限定にした方が良い」という考え方のばかばかしさ不合理さが分かります。 僻地から人がいなくなるのは僻地に人が住まうだけの魅力がないからです。そこで生まれた人ですらいなくなっているのに、そこで生まれたわけではない人が居残らないのは当たり前であるし、そこで育ったものだとしても外で生活しうる優秀なものであればなおさら未来を考えて居残らないのは当たり前のことなんです。
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