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工業簿記2級、製造原価報告書の件です マイナス差異が発生すると、原価報告書ではマイナスしますが、 損益計算書ではプラスで計算します損益計算書では、どうして逆の加減計算になるのでしょうか 宜しくお願い致します
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マイナス差異というのは借方差異、即ち実際発生額の方が予定配賦額を上回っている場合です。つまり予定より経費が嵩んだという訳です。原価報告書は当初、実際の発生額で作成しますが最終的には予定の額で計算するものです。なのでマイナス差異が発生したときにはその額を[ー]して予定の額に合わせる作業をします。 なぜマイナス差異が発生したのかを認識するための作業と言っていいと思います。 そして、その差異を分析し次期生産に活かしていくのです。 一方、損益計算書は当初予定の額で作成していきますが、損益計算書は外部に公表する財務諸表ですので実際の発生額に修正する必要があり、マイナス差異を加算します。予定の額より多くかかったのがマイナス差異なので、加算しないと実際発生額にならないためです。
なるほど:2
製造原価報告書の当期製品製造原価を損益計算書の当期製品製造原価に予定原価でもって振り替える場合(たとえば製造間接費配賦差異がある場合など)、製造原価報告書の当期総製造費用の前の段階で不利差異であればこの差異の額を差し引く形でもって(マイナス)、有利差異であればこの差異の額を加える形で調整した当期総製造費用をもちいて計算した当期製品製造原価を損益計算書に振替え、損益計算書では、この原価差異を不利差異として『売上原価』にプラスする形式で表示されることになります。 つまり、製造原価報告書で、予定原価で当期製品製造原価を損益計算書に振替える場合、原価を予定原価と等しくするために不利差異は原価から差し引くためにマイナスを、損益計算書では、当期製品製造原価が、予定原価で振り替えられているので、不利差異の場合、この差異の額を売上原価に賦課する必要があるので売上原価にプラスする形で表示されるわけです。
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