私は将来コンサートの舞台などのデザインをしたいと思っています。

Question

私は将来コンサートの舞台などのデザインをしたいと思っています。というのもセカオワのライブを見に行った時にセット凄さに感動してしまい、このようにセットで人に感動を与えられる仕事をしたいと思いました。
さらには舞台監督になって大きなライブを自ら作り上げていきたいとも思いました。
そこでなのですが、セットのデザイナーや舞台監督になるためにはどんなことを学ぶ必要があるのでしょうか？
今現在日本工学院の舞台コースのステージデザイン専攻を考えているのですが、ここで学べば自分のやりたいことに繋がるでしょうか？
よろしくお願いします。

Answer 1

かつて舞台監督の元で全国ツアー、武道館公演、東京ドーム公演などに関わっていました。
舞台セットに感動するその気持ち、すごくよくわかります。

舞台のセットというのはデザインもさることながら、様々な知識が必要になります。

デザイナーに限らないのですが、まず絶対欠かせないのはCADの知識ですね。
業界ではVectorworksというCADソフトがかなり良く使われています。
30万円以上の高価なソフトなので、簡単には手を出せませんが大体はこれです。

そしてアルバイトでもいいのでコンサートの設営（仕込み）、運営（本番）、撤去（バラし）に参加して、コンサートがどのように作られていくのかを見て感覚をつかむことが大事です。
自分はかつてアルバイトで経験を積み、アルバイト先のツアースタッフさんに声をかけて未経験でしたが雇ってもらいましたよ。

一般的なコンサートホールは舞台装置があって舞台の上にセットをしていくわけですが、体育館や野外のスタジアムだと舞台装置が基本的にありません。もちろん同じ形の会場もありませんので会場ごとに臨機応変に対応しなければなりません。
そこで必要になってくるのが重量のバランスなどを考える計算力ですね。
ステージ上のセットは美術以外に大量の照明や２トン以上のスピーカーなども絡んできますので。

ざっくりと書きましたが、デザイナー志望でも数学はできたほうがいいです。
何かと計算が多いですし、現場はほぼ全てミリ単位でセットを組みますので。

決して楽な仕事ではないですが、みんなで試行錯誤して無事に本番を終えられると言葉では表せない達成感がありますよ。
健闘を祈ります。