かつて保健所の庶務(総務・企画・服務・会計)をしていた狭い知見から申し上げます。薬剤師と獣医師は、いわゆる「6年制大卒」の職種であることから、給与水準はほぼ同じです。 ただ、保健所での仕事は「行政職」、研究所での仕事は「研究職」と分別され、別の給与表が適用されます。 ざっくり云うと、同学歴・同年次なら、給与に関する限り「研究職」>・・>「行政職」です。 よって、研究所から保健所へ異動すると、給与はガタッと大幅に落ちるわけです。 さて、「出世」≒「昇進速度」について。 うちの自治体の場合、「獣医師」系、「薬剤師」系が共通して就くことのできる管理・監督職は、保健所の場合、次長(技術)、環境衛生課長であり・・・いずれも「競争ポスト」であります。環境係長は「薬剤師」系と「化学技術職」系との「競争・交互迭立ポスト」、衛係班長はほぼ「獣医師」系ポストです。 さらに「獣医師」系の定員は「薬剤師」系のそれに較べると、単純に5~6倍多いため、「出世」を考えた場合、確率的に厳しいです。 これも、同能力・同成果・同評価と仮定しての話であり、「獣医師」系にせよ、「薬剤師」系にせよ、技術系から出世しようと思えば、並の「事務」系よりもはるかに高い「事務処理能力・管理監督能力」を求められます。保健所の他の技術職である「保健師」系、「放射線技師」系、「臨床検査技師」系、「歯科医師」系、「歯科保健衛生士」系、「管理栄養士」系・・についても、事情は大差ないと思って下さい。 ご成功をお祈りします。
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