看護師２年目(男)の者です。 ちょっとした悩みです。 男性看護師が女性患者さんにケアをする時って多少なりとも気を…

Question

看護師２年目(男)の者です。

ちょっとした悩みです。
男性看護師が女性患者さんにケアをする時って多少なりとも気を遣うと思います。先輩男性看護師から清潔ケアの実施にあたり「〇〇さんは若いから、無理でしょ。△△さんは大丈夫なんじゃない」と言われる時がありました。そして△△さんの方のケアを先輩男性看護師は仕事だからと言って終わらせました。

先輩男性看護師に清潔ケアを実施された女性患者さん△△さんに「恥ずかしかった」と後で自分が言われました。その言葉を聞いて以来、自分はどの年齢の女性患者さんにも、自分で大丈夫か、女性看護師に変わらなくても大丈夫か聞くようにしています。そして聞くとやはりほとんどの患者さんから変わって欲しいといわれ、聞いてよかった、となります。

ということは今まで、そして今でも何も言わずに男性看護師さんが女性患者さんの清潔ケアをしていることは、その患者さんのプライバシーが守れていたのか、倫理的な観点からどうなのか。清潔ケアを行うときにいつも考えさせられることです。看護師としてスキルアップもしたいためできれば実施したいが中々できないでもやもやしています。

同じような悩みを持った方、また違った考えを持つ方、異性患者さんへの清潔ケアに関する倫理的問題など、意見がある方がいましたらお聞かせください。

Answer 1

素晴らしい男性看護師さんだと思います♪
私は精神科勤務なのですが、精神科に変に慣れてしまうと
倫理に対する感受性すらなくしてしまう人もいます。

「どうせわからないから」「いつもこうだから」「忙しいから」
「面倒くさいから」・・・そんな考えが言動から見えてしまったり
するんですね。それがすごく嫌です。

女性Nsが女性患者さんのケアをするにしても
なるべく隠す、さりげなく観察する、きちんと断ってから行うなど
絶対に必要なことなので、男性Nsが女性患者さんのケアを行うのであれば
尚更だと思います。
その時に可能かどうかは別にして、こうした感受性を持っていることが
何よりも大事だと感じます。

ちなみに精神科ではご家族が持ってこられた荷物のチェックもしますが
女性患者さんの荷物はできるだけ女性スタッフが行うようにしています。
逆に、思春期の男の子で、女性に自分の下着を見られるのを嫌がる場合は
男性スタッフが行うか、患者さんの目に触れないところで
女性スタッフが行ったりもしています。
これは「子どもだから大丈夫」という安易な考えではなく
子どもでも一人の人間として尊重した上で接する必要があると思うからです。

高齢の患者さんに対しても同じで、もう女じゃないから・・・
なんて考える看護師さんがいたら蹴り飛ばしますね（笑）
確かにその先輩看護師さんの言うように「仕事」ではありますが
看護師目線での決め付けがあるとしたら、それは問題だと思います。

もちろんその時々で、どうしても自分でやらなければならない状況も
あるかと思いますが、質問者様の今の感受性を大切にしていただきたいと
切に願います。

Answer 2

文章を読んでとてもしっかりした方だな、と思いました。患者にとっては異性でも同性でも、やっぱり恥ずかしいのです。同性のほうが少し恥ずかしさが薄まる、というかあきらめがつく、という感じです。

というか、動けない自分が淡々と清拭されているのは、まるで自分が物扱いされてるようで、非常に心地悪いものだと思います。

だから、異性でも同性でもいいけれど、不愉快な時間をなるべく早くすます、そしてタオルをかけるなどして、露出部をなるべく少なくしてもらいたいです。

Answer 3

病院に入院しているのって、非日常的世界であり、患者は病気かケガで不自由な状態でいる訳ですから、看護師が異性だからどうのって贅沢いってる場合じゃないと思います。確かに女性は男性看護師にケアされるのは恥ずかしいので嫌だっていう人が多いかも知れませんが、病院に入院するってことはそういうことなんだと、患者も看護師も割り切るしかないと思います。清潔ケア時に、男性看護師が女性患者の触らなくてもいい部分に執拗に触れたとなると、別の問題が発生しますが、看護上必要な行為をする分にはプライバシー、倫理云々を気にすることは全くないでしょう。

Answer 4

清拭ケアや入浴、導尿などは、異性に見られると恥ずかしい部分があるので、できれば同性の看護師が行うほうが良いと思います。
あなたが倫理的になにか違うな、と感じたことは間違ってはいないと思います。

あなたの逆の事例になりますが、あなたは女性看護師にケアを受ける男性患者さんの気持ちを考えたことはありますか？
看護の世界では、まだまだ女性看護師の方が多く、男性の患者さんたちは恥ずかしい部分をたくさん我慢していると思います。プライバシーなんて全然守られていません。
できれば男性の看護師さんにやってほしいな...とみんな思っていることでしょう。
だからといって、男性の看護師が全ての男性患者のケアを行うことは業務分担上、不可能です。
今回のあなたの事例も、これと同じことです。
看護ケアは、突き詰めればいくらでも良くすることが出来ます。しかし、こだわりすぎては業務を円滑に進めることができなくなってしまいます。
あなたが行うはずだった女性患者さんのケアを、女性看護師が代わりに行う事で、その時間帯に女性看護師は自分の患者さんのケアを行うことはできなくなってしまいます。
患者さんの願いを聞いてあげたい気持ちも分かりますが、全体の業務バランスを見て、できるところは同性が行う、業務上厳しい場合は患者さんに一言声かけ、タオルでなるべく隠すなどして行う、などの対応を取ってはどうですか？
異性の患者さんの清潔ケアを行う場合、恥ずかしい部分を見せない、というプライバシーの確保よりも、恥ずかしい部分が露出している時間を減らす事や、無駄口をしないで速やかに済ますことなど、プライバシーを配慮しているという「誠意」や「努力」を示すことの方が大切だと思います。