建築の用語としての説明を少ししますね。 意匠:建築の芸術性にかかわるデザインのことです。意匠設計では、色や形、空間構成、大きさ、使用材料などを決めます。実務上は意匠設計担当者は設計の総とりまとめ役として、これら意匠設計業務とこれを実現するための構造設計や設備設計、造園設計などとの調整役をすることが多いです。 構造:建築の力学的側面にかかる分野です。建物には、自重のほか、建物に載るもの(人とか家具とか図書、その他もろもろの物品)、風、地震、積雪など様々な力が作用しますが、これら対して安全でなければいけません。建物の構造部分が建物を安全に支えます。構造設計は構造部分(鉄筋コンクリート造ならば、鉄筋コンクリートの部分、鉄骨造ならば、鉄骨の部分)の設計を行います。 都市計画:区域の限られた建築群や市街地の計画です。パリの旧市街地やブラジリアなどは、大規模な例。小規模でも伊勢のおかげ横丁などがあります。都市の計画や設計って格好いいと思いましたが、実際の街は個人地権者がいるので、簡単に綺麗なまちづくりはできません。法律に基づいて高さや容積率を決めたり、斜線制限をつけたりなどなので、実務はほとんど法律関係業務、また携わる主な職種は地方公共団体などの都市計画に関する部署ということになります。 施工:建物を実現するための工事を行うこと。建築では、木造ならばいわゆる大工さん。ちょっと大きい建物なら、工務店とかが施工します。大規模な建築物では、ゼネコンが施工することが多いですが、土工、鳶、大工、内装、建具などいろいろな工事業者に下請させ、総合調整を行います。下請けを行う業者(専門工事業者)も施工を担っています。 インテリアコーディネーターですが、私の認識では職種としては確立していない段階と思います。就職先は家具の製作、販売か、きわめてハードルが高いですが大手設計事務所やスーパーゼネコンのインテリア設計部門くらいが力を発揮できる場所と思えます。
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