臨床心理士についてご教授ください。 現在27歳 社会人の者です。 私は現在、臨床心理士になりたいと思っています。私が…

Question

臨床心理士についてご教授ください。
現在27歳 社会人の者です。
私は現在、臨床心理士になりたいと思っています。私が卒業した大学は心理学専攻ではなく、一般的な文系の偏差値50くらいの大学です。
そこで3つ程、質問をさせて頂きたいのです。

1.心理学とは関係のない大学出身者でも、臨床心理士指定大学院への入学は可能かどうか。

2.入学が可能だとすれば、入試試験で英語や心理学の知識が必要かと思いますが、どの程度のレベルが必要でしょうか。(1種、2種)

3.大学院は1種と2種で難易度が違うとしたら、どれくらいの差があるのでしょうか。また、それぞれのメリット、デメリットがございましたら教えていただきたいです。

以上、三点です。
一つだけでも構いませんのでご教授お願い致します。

Answer 1

＞1.心理学とは関係のない大学出身者でも、
＞臨床心理士指定大学院への入学は可能かどうか。

大学院入試に合格すれば、入学できます。

＞2.入学が可能だとすれば、
＞入試試験で英語や心理学の知識が必要かと思いますが、
＞どの程度のレベルが必要でしょうか。(1種、2種)

※大学院入試では、

筆記試験＋面接

・・・というパターンが多いです。

☆「専門科目」の筆記試験は、
例えば、

（例）
「ABCD理論とはどういうことか説明せよ」
「シンデレラシンドロームとはどういうことか説明せよ」
「トランスパーソナルとはどういうことか説明せよ」
といった、記述問題が5問だけ。

・・・とか、
そんな感じです。

→ですから、最悪の場合、
全然さっぱりわけわからず、解答用紙は、白紙で提出した。

・・・なんてことにもなりかねません。

☆英語の筆記試験は、

問題用紙に、

アメリカで書かれた心理学に関する研究論文（もちろん全て英語）の中から抜き出した、
30～40行くらいの英文が印刷されており、

問題は「次の英文を、全て日本語に訳しなさい」の1問のみ。

・・・といった感じです。

→ですから、最悪の場合、

心理学に関する英語の専門用語が、どっさり出てきて、さっぱりわけわからず、
解答用紙は、ほぼ白紙で提出した。

・・・なんてことにもなりかねません。

※大学院入試の筆記試験は、
大学入試の試験のイメージとは、全然違います。

＞3.それぞれのメリット、デメリット

1種大学院に進学するのが無難です。

☆それぞれの違いとしては、

1種：実務経験不要で、臨床心理士試験を受験可能。

2種：臨床心理士試験を受験するには、
大学院修了後、1年以上、カウンセラー助手など、何らかの心理系職業での実務経験が必要。

・・・となっています。

→しかし、
例えば、

・小中高のスクールカウンセラーの求人募集
・カウンセリングセンターのカウンセラーの求人募集
・カウンセリング研究所のカウンセラー・研究員の求人募集

・・・では、

「ア）大学の医学部を卒業し、医師国家試験を受験して合格し、医師免許を取得したあと、
精神科または心療内科の医師として、2年以上働いた経験のある者

イ）4年制大学を卒業したあと、
大学院心理学研究科に進学して、大学院を修了（卒業）し、
臨床心理士認定試験を受験して合格し、臨床心理士資格を取得した者

ウ）4年制大学を卒業したあと、
大学院心理学研究科に進学して、大学院を修了（卒業）し、
その後も、心理学に関する研究を続け、
現在は、大学で、心理学の授業を受け持って学生に指導している者。

以上の3条件のうち、どれか1条件を満たす者」

・・・という「求人募集制限」をしています。

※ですから、
最悪の場合は、

「2種大学院を修了し、
あっという間に、もう、10年たってしまいましたが、

カウンセラー助手として採用していただけるところが、見つからず、

臨床心理士試験を受験できないので、

いまだに、臨床心理士資格は、取得できておりません（泣）」

・・・といったことにも、
なりかねません・・・。

Answer 2

1.能力次第ですが、一般的には、素で受ければ、ほぼ不可能でしょう。
2.大学で心理学を専攻して卒業できる程度が最低レベルです。
具体的には、英語は、英語で心理学の論文が読める程度。心理学に関しては、単純な知識もそうですが、心理学の論文を一人で書きあげられる程度。
3.最近はむしろ2種校の方が少ない気がしますし、一種校の中でもピンキリです。
どのぐらい差があるかの例になるかは微妙ですが、臨床心理士の資格試験の合格率は、約6割ですが、ピンの方の有力校では、数年に1人やらかして落ちる人がいるかどうかといったところです。それでも、全体では約6割ということは、どういうことか、考えてみれば分かるかと。養成課程での教育の影響もあるでしょうが、元々の資質（入学時点での能力に基づいた院試での選別）もあると思います。