祝儀、不祝儀というのはあくまで気持ちの表明です。 「祝いたい、感謝したい、謝罪したい、元気づけたい、慰めたい、力になりたい…」など贈り手側の様々な気持ちを形にかえて届けるのが目的です。気持ちそのものは贈ることが出来ないので何らかの形を与えることになります。 人の気持ちに金額を付けることなど出来ませんから「必ずいくらでなければならない」という規定などないのだとまずは考えてみましょう。年収三百万円の人が贈る五千円と年収三千万円の人が贈る五千円はその価値は同じではありません。「唯一無二の正解などない」というのは大前提です。 しかしながら何のヒントもないと「それは千円なの? 十万円なの?」という事態に陥ってしまうので「多くの人はどうしているか? 平均的にどの当たりに落ち着くか?」という意味で相場というものが生まれます。質問者さまが考えるのは「今回のケース相場から見たらどうなのだろうか?」ということです。 先方との関係性や年齢など様々な要素が絡みますから、そのへんの事情を弁えない第三者が「社員2名が各々2千円、パートさん4名がそれぞれ1500円で合計1万円、で十分」などと100円単位まで指定するような品のない回答はしたくありませんが、勤務先社員の同僚や部下のご家族が亡くなられたケースなら、20代で3000円から5000円。30代以上なら3000円から10000円というあたりが平均的な考え方とされています。 http://www.jp-guide.net/manner/ka/kouden_kingaku2.html 先日私の会社の同僚のご家族が亡くなられました。有志でご香典を包もうという話になりましたが、入社3年目以下の若手に対しては数人の連名で「一人あたり2000円程度を目安に」というアドバイスをしました。結果的に全員2000円に統一したようです。 他の方たちには「同僚で差がつくのも望ましくないので3000円から5000円の間で」としてこちらはそれぞれ個別に包むことにしています。これも指定などしていませんが結果的に全員5000円になっています。 いわゆる「相場」から言えば少ないくらいですが、50代の社員のお母様で、同僚も独立して同居していないような状態であることなどを鑑みました。家族葬でありあまり大げさにしたくないという故人の思惑も考慮してのことです。 有志一同で包む場合に一律5000円というのは少々多いかもしれませんが、それを決めるのはやはり我々無関係な第三者ではありません。皆さんが納得されているのであれば、そこにはそうした金額を妥当とするような何らかの背景や事情があるのだと考える話なのだと思います。
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