そうですね・・・ 私でも1級建築士の資格を持っているんですから、 そう考えると、人並みの知能があれば、合格できるといえるでしょうね。 その資格を得るのに、天才的なひらめきや、最先端の工学的知識は必要ではありません。 学者でも最先端の研究者でもありません。 あくまで実務的な工学技術者の資格です。 そう考えれば、難しいとは言えませんね。 ** 合格率に関してですが 建築士試験は、1次(学科試験)、2次(製図試験)があります。 この10年程度の傾向を言うと、 学科試験の合格率は 10%~20%程度 製図試験の合格率は 30%~40%程度 学科、製図を通しての合格率は 5%~15%程度です。 (平均は10%弱でしょうか?) これを難関ととらえるか? それは最後は個人の主観ですね。 ** また、実務的な工学技術者であるとともに、 法律家の側面も持ちます。 学科の知識は、広く浅い知識が求められます。 建築計画、建築の歴史、太陽の運行や気象に関する基礎知識、熱力学的知識、音響工学的な知識、色彩の知識、設備全般の基礎的知識(専門知識は必要ない)、建築基準法や建築士法を代表とする、都市計画法、バリアフリー法、建設業法などの法律知識、構造力学の基礎的知識、地盤の知識、木造、鉄骨造、RC造などの素材や特性に関する知識、請負契約に関する知識、工事に伴う各種手続きに関する知識、労働安全に関する知識、地業~躯体~各種仕上げ工事に関する広く浅い施工知識・・などなど・・・ 格別に難しい要素はなくても、 かなり広範な知識が求められます。 その広さが、何回といえば難解かもしれませんが、 よく考えると、常識的な知識とも言えます。 ** 製図試験は、センスや適性のほうが必要かもしれません。 学科的な知識があっても 空間構成の能力やセンスが欠けると、難しいかもしれません。
中卒の人でも実務経験があれば受ける事ができ、合格する事も可能です。 覚える事は時間さえあれば出来ます。また、計算問題も四則演算ができ、解法さえ理解していれば何とかなります。法規に至ってはどこに記載されているか分かればよいだけです。 そして、製図ですが、これについては資格学校なりテキストなりを参考にすれば何とかなると思われます。 よって、難しいというよりは大変と言えるでしょう。 製図など休憩なしの6時間半ぶっ通しですからね。 終わった後の疲労感は半端ないですよ。
一級建築士試験は、受験資格を得るだけでも大変です。 建築系の大学を卒業して2年間以上の実務経験を得たものか、二級建築士または建築設備士の資格を取得して4年間以上の実務経験を得た者しか受験できないのです。 医師資格や薬剤師資格のように卒業予定者として大学在学中に受験できる国家資格とは異なります。 よって、大学などで勉強しただけでは受験できず、実務経験を有するのです。 また、就職してから数年後に受験することになるので、仕事をしながら受験勉強をする必要があります。 以上のように一級建築士は、専門の大学の卒業者か二級建築士が、実務経験を積んでようやく受験できる資格なのです。 一級建築士を受験したとしても一次試験(学科試験)として、5教科を6時間半の試験時間にて125問に解答し、8割近くの正解を得る必要があります。 その一次試験に合格した者が、二カ月半後に行われる二次試験(製図試験)に臨むことになり、課題に対応した記述試験と製図試験を6時間半以内に完成させなければなりません。 このように建築のプロが受験し、昨年度の一次試験と二次試験に合格した合格率は、7.5%でした。 これは、100人が受験したとして、合格するのはたったの7人であることを意味します。 一級建築士は、建築系の国家資格の最高峰の難易度を誇る試験なのです!
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