教員の人事異動について質問です。 私の県では、小学校教諭と中学校教諭が別枠で採用されています。しかし、採用されてから小…

Question

教員の人事異動について質問です。
私の県では、小学校教諭と中学校教諭が別枠で採用されています。しかし、採用されてから小中間で異動される先生方が少なからずいらっしゃいます。私は中学の免許は持っていますが、小学校の免許は持っていません。異動される先生方は両方の免許を持ち、かつ異動希望を出して異動されているのでしょうか？
もしそのあたりをご存知の方がいらっしゃいましたら回答いただけるとうれしいです。

Answer 1

これはかなり地域的に差が有りますが・・・。

代表的な例で言うと某愛知県ですが、ここでは中学と小学校の異動が普通にあります。
こう言う地域はありまありませんが、少数の教員であればどの地域でも発生する話ではありますね。

さて、まずは免許制度について説明しておきます。

中学または高校の教員免許を持っている場合、持っている教科に限り小学校で指導が出来ると言うルールがあります。

高校の音楽があれば小学校で音楽が指導出来ますし、中学の美術があれば小学校で図画工作が指導できます。

こんな風に小学校の一部の教科だけを担当するのであれば別に可能です。

また、仮に小学校または中学校の免許だけを持っていても実はあまり気になりません。

と言うのも、小学校の教員として3年勤務経験があれば中学の免許が14単位で取れるというルールがあります。
また中学校の教員として3年勤務経験があれば小学校の免許が12単位で取れるというルールもあります。

この単位数なので通信制大学などで1年あれば取れますし、半年くらいで取れる人も居るでしょう。

ちなみに別件ですが、教員免許を持っている人は10年に一回免許更新が必要です。

ただし、この"10年"は何を基準に10年かと言うと、"免許を取ってから10年"と言う事になっています。
(注>正確に言うと"免許が取れるようになってから10年"ですが、イメージしづらいので取ってから10年と説明しています)

ちなみに短大で幼稚園の免許、大学に編入して小学校の免許を取る人も居たりします。
こう言う複数の免許を持っている場合の"10年"は、"最後の免許"が基準になります。

極端に言えば、10年ごとに新しい免許を取っていけば、新しく取った免許が"最後の免許"になるので教員免許の更新が不要になります。

教員免許の更新も大学で講習などを受けて試験に合格する必要があります。
追加で免許を取る場合も同じな訳です。

と言う訳で、近年では教員免許の更新の代わりに追加免許を取ると言う人もチラホラ居たりします。

なので最初は片方しか無かったけど、後から追加で取るって言う人も結構居たりしますよ。

異動についてはかなり地域性があるので勝手に違う校種に異動になる所もありますし、逆に希望を出さないとダメって言う所もあります。
なので異動については一概に言えませんが、両方の免許を取る場合には勤務経験があれば意外に簡単ですし、更新の時期に更新するか追加免許を取るか悩む所だと思います。

とりあえずはそんな感じですが、後からでも免許の追加は可能なので質問者様が教員を目指している場合には、まずは採用を目指して頑張って下さいね。

Answer 2

私の県でも別枠で採用されていますよ。
でも、音楽の先生は、中学校から小学校によく異動していますね。
私の元同僚で小学校から中学校に異動した人が居ますが、本人は全然希望していなかったそうです。
そして、よほどやっていけなかったのか、１年で小学校に異動になりました。

Answer 3

一般的に教育委員会の中での人事担当は義務教育（小学校・中学校）と県立学校（高校・特別支援）にわかれています。

ですから人事が共通のために学校間をまたいでの異動もあります。
中学校の採用が厳しいので小学校での採用をまずは目指すという人もおります。

＞異動される先生方は両方の免許を持ち、かつ異動希望を出して異動されているのでしょうか？

多くは小学校と中学校の免許を両方持っています。
中学校教員の半分は教育学部の出身者でかなりの方が小学校の免許を持っています。
小学校を持っていない人はまず小学校への異動はありません。

一部小学校の免許を持っていない人もいますが音楽の専科とかです。
専科の教員であれば小学校の免許はいりません。

ただほとんどの場合，学級担任としてほとんどの授業ができることが求められますので数は少ないです。昨今，学校に配置できる教員の数もなかなか厳しいので。

＞異動希望

希望して異動する人が多いですね。
教科の縛りがないですがら希望は通りやすいです。
中学校だと生徒指導や体力面できつい,という理由で小学校にうつる先生もいます。
また別の違った大変さがありますが・・・

もちろん希望ではなくて異動する人もいます。

管理職であれば中学校では数が足りないので，小学校に行く例も多いです。

小学校教員の場合は，教科の問題がありますので必ずしも希望が通るわけではありません。
各学校が配置できる教員数は決まっていますので，教科による縛りが大きくなってきます。
1度は専門教科に特化した指導がしてみたいと思うこともあるでしょう。
特に英語が専門の場合はこれまで小学校にはなかったでらすからね。

中学校教員より，小学校の方が向いているのか採用は中学校でも退職までずっと小学校のままの方も結構います。

反面，環境があまりにも変わりすぎて精神を病んでしまう人がいるのも事実です。