大学教授の親が大学教授であるケースはよくありますか？ 私の大学にはそういう教授がたくさんいました。 そうだとしたら、…

Question

大学教授の親が大学教授であるケースはよくありますか？
私の大学にはそういう教授がたくさんいました。
そうだとしたら、そうなる理由にどんなことが考えられるでしょうか？経済的に恵まれているということは間違いないと思います。

Answer 1

サイドビジネスで稼いでいるか、もともと資産家の先生以外、
大学教授は世間で言われるほど裕福ではないと存じます。
何故なら、特に理系の場合は大学院を修了して働きだす年齢が一般の
人より遅くなりますからね。
それに、若いうちはアカデミックポストに就くにしても身分が安定
しません。

私の出身大学にも、親子で教授(もちろん年代の隔たりはあるけど)という
ケースはいくつかありますが、そうなる理由として「こどもが親を見て
研究活動の方法を自然に学ぶから」だと思います。
ジャンルは異なりますが、大相撲の若貴兄弟もそういうことを言われていた
ような記憶があります。
何しろ、伯父さんとお父さんが力士(伯父さんが横綱、お父さんが大関)
でしたからね。

大学のクラス(一緒に同じ講義を受ける確率が高い仲間)や研究室で
教授のお子さんたちと知り合ったときは「ウチあたりとは環境からして
ちがうなぁ…」と痛感したものです。

ケース１)
研究室で3学年ちがいの先輩は、当時お父様が学内で教授、お母様も
近隣の私立大学の教授でして(しかも親子3人揃って出身大学・学科が同じ！)
先輩も現在は母校の教授です。

ケース２)
教養課程のクラスが同じだった友人女性は、お父様が学内で教授(ただし
私共と専攻分野はちがいました)、あとで知ったのですが母方の伯父様も
教授でした。
友人自身は大学院修了後会社勤めを短期間したあと寿退社しましたが
旦那様は私共の研究室の先輩でして、現在母校以外の大学で教授を
つとめておられます。

ケース3)
出身学科の某教授は、お父様も同じ学科の教授でした。
そのため、お子さんであるほうの教授は一部で「ジュニア」と呼ばれて
いたとか、同窓会では「○○先生と言ってお父さんと息子さんの
どちらを真っ先に思い浮かべるかで歳がバレる」といった戯言もありました。
ケース1)の先輩もそうですが…。

あと、別の学部ですが、やはり親子鷹で、息子さんのほうが総長
(出身大学ではこう言います。)に就任なさったケースもあったなぁ。
息子さんのほうはその研究成果でかなり有名な方です。