臨床心理士と、スクールカウンセラーって同じですか？ 面接で将来の夢と聞かれたらどっち答えようか迷っています。

Question

臨床心理士と、スクールカウンセラーって同じですか？
面接で将来の夢と聞かれたらどっち答えようか迷っています。

Answer 1

スクールカウンセラーは仕事で、臨床心理士はそれをやるための資格と考えてみるとわかりやすいかと思います。

学校でカウンセリングを行う役割の「スクールカウンセラー」のほとんどは非常勤(正職員ではない)の身分で募集されますが、応募の条件として臨床心理の専門家である「臨床心理士」か、大学で心理学(主に臨床心理学)を教えている教員(講師・准教授・教授)、医師で精神科や臨床心理に関する経験がある人などに限られます。
ですから、スクールカウンセラーになりたいなら、臨床心理士のみでなく、心理学教員になったり、医師になるというアプローチ方法もあります。

臨床心理士になりたいのであれば、その資格を取って後に何をやりたいかということまで考えておく必要はあります。ただ、現実的に臨床心理士としての就職先はものすごく少ないです。
私の知り合いの狭い範囲ですが、派遣会社で営業兼派遣社員の愚痴聞き係、病院でケースワーカー兼務、大学教授、社会福祉法人のボランティアカウンセラーで、残念ながら「臨床心理士」＝カウンセラーとして生活を成り立たせている人はいません。

Answer 2

同じではありません。

臨床心理士は資格の名称で、スクールカウンセラーは職業の名称です。

臨床心理士は、いろいろな職場で働いています。
１番多いのは医療関係28％、その次が教育関係24%となっています。
この「教育関係」のほとんどが、スクールカウンセラーと思います。

スクールカウンセラーになるためには、臨床心理士以外にもいくつかの条件がありますので、そのうちどれかを満たせばＯＫです。
実際には、スクールカウンセラーのうち８割弱ほどが臨床心理士ですから、スクールカウンセラーの大半が臨床心理士です。

ですから、臨床心理士でスクールカウンセラーという人もいますし、臨床心理士だけれどスクールカウンセラーではない人もいますし、スクールカウンセラーだけれど臨床心理士ではない人もいます。