来年度教員採用試験を考えている工学部の大学3年生です。 岩手県出身で現在は東京の某理系大学に通っています。

Question

来年度教員採用試験を考えている工学部の大学3年生です。
岩手県出身で現在は東京の某理系大学に通っています。高校在学中は機械工学に興味があり、その道に向けて第一志望である現在学中の大学に合格できましたが、いざ入学し専門分野を勉強していると自分に合ってない気がしてきました。
以前高校在学時に当時経済学部に通っていた姉が理系の大学は厳しいと言っていたので覚悟して入学はしましたので現段階で中退等は考えていません。しかし、就職に関して理系の大学だからSE等、理系独特の専門職に就くつもりは完全になくなりました。現在の成績と自分の専門分野での適正の低さなどからです。
しかし、1年次の時から教育に少し興味があったので教職課程を履修していました。
今となっては理系の大学に通っていますが教育学部に行けばよかったのではないかと思うほどに教職課程の科目成績の方が圧倒的に良いです。
そこで3年次にもなり真面目に就職を考える時期になったので教員採用試験を以前から教授に勧められていたこともあり中学数学の教師を志望するようになりました。
その報告を先日両親にした所賛成はしてくれたのですが、教員採用試験は岩手県しか認めないと言われて困っています。
近年の教員採用倍立を見ると全国的に高いですが、岩手を含め東北は郡を抜いて倍率が高いです。正直自分としても倍率で全てを決めるわけではありませんが地元へ戻る気がありません。
現在考えているのはここ5年間の倍率の低い北九州市、浜松市、堺市、川崎市を考えています。
教員志望の友人も地元の倍率がかなり高いので東京、千葉などの関東を受ける人が多いです。
両親には正直に倍率のことや、今後の自分の将来を考えると岩手に戻る気はないと話したのですが、まったく聞く耳を持ってきれません。
このまま両親の言うままに岩手県を受け、落ちて教職浪人を何年もするよりならば例として川崎市一本に絞って確実に合格を狙うほうが良いと考えています。
両親の気持ちもわからなくはないですが、自分の意志を貫き通したいです。
そこで地元以外の教員採用試験を受け合格した方、両親を説得して他県に就職した方に質問なのですが、私の場合はどうするべきなのでしょうか。
うまく両親を説得する内容が浮かばず最近講義にあまり集中出来てません。
この調子が続くのが嫌なので、冷やかし以外であれば多少きついことを書かれても構わないのでアドバイスをください。

Answer 1

同郷の方ということで、どうしても気にかかりコメントさせていただきます。
同郷、教育学部卒、自分も20台前半まで地元が嫌だった、という前提で書き込みします。

現在関東の大学で工学系の勉学に励まれているのですね。工学の専門課程に加え、教職もとなると、忙しい実験や実習と平行して教職課程、介護実習、教育実習と、さらに忙しいなっているだろうと察します。
中学数学（おそらく高校数学も免許が来るようになると思います。）の教職課程を履修されているのですね。

親御さんは地元岩手を、、、とお考えのようですが、自分自身も当時そういわれましたし、結婚して子供を育てている今となっては、当時の親の気持ちが分からなくもないです。
愛情をかけて育て、仕送りのために働き、と考えれば、親目線からは当然帰ってきてほしいと願うだろうとは思います。

翻って、質問者様自身のお気持ちです。
個人的なことを言えば、倍率のみで九州まで視野に入れつつ、、、という位教員になりたいのか、地元に帰りたくないからということで理由付けをしているのか、本心を自己分析された方がいいと思います。
おそらく、採用試験では、この自治体を受験した理由は何ですか❔と聞かれると思います。企業と違って、やる仕事の内容は同じでエリアだけが違うという公務員系の場合、その時にどう自分は答えるだろう、というのが大切になるかと思います。

岩手でも他の自治体でも、中高問わず、教科別倍率でいうと数学は低い方です。パンフレットには教科別倍率は掲載されていませんので、開示請求で確認してみるのもありだと思います。
そして言えることは、私の友人はみな、努力を重ねた結果、臨時講師をしていたやつらは皆20台後半で正採用になりました。
要は、自分とどう向き合うかという覚悟と努力の問題ですね。
何も医学部や東大に入ろうとしている訳じゃない。教員採用試験の出題レベルは、努力したかどうかが問われるものです。

いずれ、あなたの人生です。
ただ、親は、どこまで行ってもあなたの親です。縁は切れません。というか、こうやって悩んでいる質問者様には親との園を切れないのでしょう。
親なんてどうでもいいと心から割りきれているのであれば、相談も何もせず心も傷まず悩みもしないでしょう。

個人的には、きちんと腹を割って面と向かって話し合い、道を見つけられるといいですね。
最後は、どういう結論であれ、親はあなたの味方だと私は思います。

岩手の若者が、こうして岩手と親のことを思いつつ、自分の人生に悩んでいるんだなぁということに嬉しく思います。
頑張ってください。

Answer 2

普通の親御さんですと、我が子の進路・幸せを優先的に考えて、受験自治体については特に干渉をしないものですが、「絶対地元、それ以外認めない」というモンスターのような親も現実には（私の大学にも）います。

こういうのを２ちゃんねるでは「膿家脳」とか「長男教」というそうですが、正直、心から同情します。

さて、まずは最初の方が言われたルートを示して親御さんを説得すべきでしょう。

前提として、岩手県（に限らず東北地方）は、倍率が高く合格の見込みが低くなる。したがって…
・岩手県も受験するが、他自治体も受験する
・合格した場合には、合格した方に行く（無論地元に合格すればベスト）
・他の自治体で勤務した場合、数年経たら「現職教員枠」（正確には現職教員特別選考といいます）で岩手を受験する
・その方が合格の可能性が高くなるし、地元に戻ってからもすぐになじむことが出来る

これで説得できれば、問題有りません。

問題は、それで説得が出来なかった場合です。親御さんの中には
・教採の倍率の自治体毎の違いについて、現実感覚のない人
・現職教員特別選考という制度について、理解できない人
・そうは言っても、結局地元には戻らないだろうという疑念の晴れない人
等々もいます。

こうなると最終的には「戦い」です。要はあなたが「何を大事にするか」という腹の括り方の問題です。
・教員採用試験合格も含めた自分の幸せなのか
・親の言い分も含めた「地元」の呪縛なのか

地方出身の学生で、「負ける」学生というのは、結局のところ自分自身が「地元」の呪縛から脱却し切れていないのだろうな、と思います。

・地元ラブ
・地元じゃ負け知らず
・地元こそ根っこ

みたいな発想です。私のような東京生まれの東京育ちではちょっと考えられない（もっと言えば、笑ってしまう）志向です。半径１０ｋｍ程度の世界で、小中の友達と、一生を生きていく。私には想像も付かない「狭くて」「濃密な」世界です。

が、どちらが正しいということは無いわけですから、あなたがそれに従ったからといって誰も非難しません。

ただ、選択の結果は良いも悪いも含めてあなた自身の一生に関わることだということを自覚した上で考えることです。

Answer 3

どの校種・教科でも、地方と呼ばれる県では、採用が少ない傾向にあります。ここ数年は教員の退職が、50代教員が多いので補充人事の関係で、増える傾向にありますが、これも多くの教員志望者を正規教員として教壇に立たせるには心許ない状況です。現場には、臨時任用や非常勤の講師があふれていますので、まだ免許を取得していない方は出遅れている部分もあります。そして、この大量退職・採用期間が過ぎると、採用はどの地域であっても減少してしまいます。

さて、質問者さん場合ですが、岩手に帰るのがいやではないのですよね。心配なのは、採用が少ない状況であり、採用試験を受け続けても受からないことが怖いのですよね。

そうであれば、次の方法があると思います。
まず、どこでも良いから、採用される。日程が合えば、岩手も受けるべきでしょうし、他の地区も受ければ良いのです。
そして、受かれば採用された地区で教員として働くべきです。

現在採用する側は、即戦力を求める傾向にあります。これは、大量退職の時期(50代の教員が多い)を迎えていること、新卒者に対して能力に不安視していること、能力不足の者を採用すると色々大変だと言うこと、等があり採用に対してシビアになっています。このことは、岩手でも同じではないでしょうか？岩手の採用要項を確認してください。もしかしたら、正規教員採用者は他県も含めて試験で優遇すると記載しているかもしれません。

まずいのは、最終的に教員になれないことで、どこかしらで採用されてから岩手に帰っても良いのです。教員志望者が不足して困っている都市部(小学校・特別支援・中高の理系は不足傾向です)の教育委員会担当者と話をすると、「最終的に地元に帰ってもらってもかまわない(定年まで自分のとこの教員でいることを強要しない)。ともかく、一定のレベル以上の教員数が足りなくて困っている」と言う趣旨のことを平然と言います(不適格な人を取るより、10年先にはUターンするかもしれないが優秀な人が良いのです。10年後にはまた有能な方を取れば良いのです(この時には採用が落ち着いているので良い人材を厳選できるのだろうから･･･))。