今年で特定労働者派遣に制度が廃止されるとのことですが、本当でしょうか？ もし廃止になった場合、派遣元の会社で正社員…

Question

今年で特定労働者派遣に制度が廃止されるとのことですが、本当でしょうか？

もし廃止になった場合、派遣元の会社で正社員として別企業に派遣されている人はどうなるのでしょうか？

補足

特殊労働者派遣が廃止された場合、常用雇用にメリットがなくなり、登録型に切り替える企業が多くなりそうな気がするのですがどうでしょうか？

Answer 1

労働者派遣法の改正については、法案ミスや解散総選挙で２度も廃案になりましたが、おそらく今国会で再提出されると思われます。
その為、施行時期等も含め、今の所どうなるかは未定の状態です。

特定派遣については、常用雇用と言いながら有期雇用を繰り返す等、悪質なケースが横行している実態もあります。
一方で常用雇用は比較的安定しているとの考えから、届出制で即日受理される等、規制自体緩く色々と問題点もありました。

その為、特定派遣と一般派遣の区分を廃止し、すべての派遣を許可制の一般派遣事業に移行させる方向で話が進んでいます。
この法案が国会で可決・成立すれば、条件を満たせない小規模な派遣会社や悪質な派遣会社は、事業継続が難しくなる可能性もあるでしょう。

ただ、これを施行と同時にバッサリやってしまうと影響も大きいので、一定の経過措置期間が設けられ、その間に問題がある派遣会社は何らかの対策を取る事になると思われます。

派遣会社が正社員として雇用している人を別の企業に派遣する事自体は禁止になる訳ではありませんから、きちんと許可を受けて事業を行っている派遣会社は問題ありません。