解決済み
規模の小さい自治体で,組合消防を設置できない(しない)ところはいくつもあります。 こういった自治体は,隣接する自治体あるいは組合消防に対して「事務委託」という手法を取ります。 つまり「何かあったら,隣町の消防車などがくる」ということです。 事務委託をしている自治体の区域内で119番通報すると,委託先の消防本部に通報が入ります。 消防機関の設置については消防組織法で「消防本部,消防署,消防団の一部または全部を設置しなければならない」とされていますので,消防団があればこの基準はクリアできます。 救急については自治体の面積が小さければ,119番する前に区域内の診療所の医師に連絡を取り,往診等の対応をしているようですが,それでも対処できないような重度の傷病者の場合は,委託先の消防ヘリや自衛隊,海上保安庁などに搬送を要請し,医療の受けられる地域の空港や広場等へ航空機で搬送し,そこから病院へ救急車ではんそうすることになりますね。 また,役場の職員に救急隊員とまではいかなくとも,救急対応できる職員と救急車を配置し,要請があれば役場の職員が乗り組んで現場に行ったりもしますよ。
救急に関してですが、そういう地域は基本的に役場や消防団が対応しています 通称、役場救急とか消防団救急というやつですね そういう地域は急病や怪我人が出て、119番をするとまず役場につながります 役場には救急車や患者搬送車が置いてあり、役場の職員が駆け付けて診療所へ搬送します 本島への搬送が必要なら自衛隊を要請します しかし、自衛隊は手続きが面倒くさく、更に要請してから来るまでに軽く数時間はかかります ちなみに、役場で救急車を持っている所でも役場には救命士がいないので、消防署にある高規格救急車を保有している所はありません 昔からある2B型救急車(ワンボックス車に赤色灯やサイレンを付け、ストレッチャーを乗せてちょっとした手当てが出来るだけ)を使っているのがほとんどです 更に、役場で救急をやっている島の多くは救急車ではなく患者搬送車が使われていて、ハイエースやキャラバンなどのワンボックス車で赤色灯もサイレンもなく、ただストレッチャーを載せただけの車で対応しています 瀬戸内海や長崎県など一部の消防組織の無い島では消防の共同指令センターが受けるシステムになっており、119番すると普通に消防指令センターにつながり指令センターから役場へ連絡が行きます 役場の職員が患者搬送車で対応に向かうのと同時に必要に応じてドクターヘリの要請を指令センターが行い、非常に効率的な運用がされています ちなみに和歌山県のある町でも町が南北に長く、更に消防署が無いので町の外れまで行くのに1時間近くかかるので、役場が救急業務をやっていて役場の救急車で医療機関へ搬送、または消防の救急隊と途中でドッキングして移し替える方式で行われています(和歌山県かつらぎ町)
< 質問に関する求人 >
消防(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る