解決済み
医学部志望の高校生です。 産婦人科と小児科に興味がありますが、その二つは特に大変だと聞いたことがあります。 子供の命を預かるという意味で責任が重いというのはわかるのですが、どこがどのように大変なのか、詳しく教えて下さい。
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産婦人科はとにかく休む暇がありません。 一日に何人もお産が入る上に、その時間は朝も深夜も関係なし。 真夜中だろうと異常が見つかったり産気付いた方がいればすっ飛んで行かなきゃなりません。 内科なら症状によっては明日の朝一で、とか夜間なら救急病院へどうぞってなりますが、産婦人科は夜間だろうと診ます。 「これは破水?→ただの尿漏れでした」「胎動が減った?→ただ赤ちゃんが大人しかっただけでした」「急な痛み?→ただの腹痛です」などなど診察してみたら何ともなかったというケースは多いですが、それでも何かあれば責任問題なので、夜も忙しいのです。 そしてようやく落ち着いて眠れる…と思ったらまた次のお産が入ったり。 命の誕生に立ち会える素敵な仕事ですが、よほど好きじゃなきゃ勤まりません。 小児科は仕事は内科の何倍も忙しく大変なのに給料はほぼ同じです。だったら内科のが楽でいいわ、と小児科医は減る一方。 小児科を専門としてる方はまぁ子供好きなのは当たり前として、産婦人科と同じようによほど何か魅力を感じたり、学びたい分野がそこにある方たちでしょう。 話の通じる大人相手でも医師と患者の付き合い方は繊細で大変なのに、話の通じない子供を相手にしなきゃならないんです。 大人ならちょっと痛いくらい我慢できちゃうけど、子供はすぐ泣く、叫ぶ、暴れる。 そして子供だけじゃなくその親とも付き合っていかなきゃなりません。 今はとにかくモンペが多くストレスたまります。昔は医師といえば尊敬される存在だったけど、もはや医療もサービス業と同じで患者「様」を扱わなければならないので。 まぁ興味があるのはいいことだし、医学部入って色々勉強して本当にそれを専門としてやっていきたいか見極めれはいいのでは。
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出産は生命が誕生する場ですが 昔からお産は「人が死ぬ場」で「女の戦場」でした ですので忌むという感覚が発達もしました つまり昔のひとはお産で女性が死ぬこともわかっていたし 子供が死ぬこともわかっていたから それを踏まえてより無事の出産をよろこぶことができました 近年の医学の進歩、産科医小児科医の歴史的な努力により 周産期死亡率は劇的に減少しより安全なお産環境が手に入りましたが 皮肉なことに「死なないのがあたりまえ」「障害をもたないのが当たり前」の感覚に社会がなりました それでも完全に守れるわけではありません どうしても死ぬ人や障害を残す人はでます そのとき愚民は考えるんです「自分たちは誰かの被害者である」とね まったくもって倒錯した理不尽な感覚です マスコミはじめとした社会はそれを正当化し続けます 最後に出来たのは「無過失保証」というふざけた制度です http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/outline/purpose.html その結果 訴訟のターゲットとなったのは 多くの産科医であり小児科医です 神経質になり過剰にクレームをあげる家族の対応に追われ そんな精神背景のなかにあっても そもそものまじめな気質からどんな難症例も まるで「天命である」かのように受け入れる 時間外で労働の義務のないものにも当然のように応える 当然ですがそんなものに耐えられ続けるはずがありません 有為のものはバタバタと倒れていった 人が減れば仕事の過酷さはいやまします 自分の妻が身重であるのに仕事を昼夜問わずに続けたのに そしてなんら過失が無いのに身重の妻の眼の前で手錠をかけられる姿を全国放送された産婦人科医もいます 無実とされてもその代償はあまりあるものです 補えきれるものではありません 名誉の回復は一切されません 失ったものを補ってもらえることもいっさいありません 自分が産科医であること小児科医であることは 場合によっては大事な家族を不幸にするのと同じことなんです がんばったって結果は「犯罪者として祭り上げられる」という皮肉です >産婦人科と小児科に興味があります 怖いものがみたいのならやめとけ 人生は1回しかないぞ 今、産婦人科医になるチャンスです(2008年2月1日医事新報連載記事) をネットで探して読んでみてください そこの一部を抜粋してあなたにおくります _________ (前略) 最近では、臨床研修制度が確立した事もあり各科を回って消去法で専攻を決めていく事も当然 のように行われているようです。 基準としては、将来その科に進んだ場合、“ 人間らしい、穏やかで豊かな生活がしていけるか”が、大きな指標となっているように感じられます。 産科や小児科は研修必修科となっていますが、数ヶ月回るとその激務とリスクに気付いてしまい、全く敬遠されてしまうというのが現状になっています。 このまま行くと産科医がますます減り、最近社会問題となっているお産の場を確保することがさらに厳しい状況になる事は明らかです。 (一部略) 現在20歳台、30歳台の産婦人科医の半分以上が女性医師であり、今は出産を契機に常勤から外れていく傾向にあることも、産科医師不足を加速している原因にっているように思います。 (一部略) この雑誌を読まれているのは、学生の方も多いと思いますが、今、産婦人科医を専攻すると・・・数年の修行期間を頑張って乗り越え、専門医になってしまえば、それほど無理しなくても人間らしい生活ができる時代が数年後にやってくると考えられます。それどころか、産婦人科医は少ないこともあり、大学や学会内で上のポジションに行きやすく、日本中、産科医は引っ張りだこであり、一般病院においては豊かな収入が得られるのは確実です。どうか、未来を信じて産婦人科を選んでください。 _________ そ れ ほ ど 無 理 し な く て も 人 間 ら し い 生 活 が で き る 時 代 が 数 年 後 いやこれが書かれたのは2008年で今は2015年です 達成されたかどうかは周囲の産婦人科医や小児科医に確認してもらうとして 無理しなければ人間らしい生活が送れないってどう思いますか? 無理しなければ人間らしい生活が送れないってどう思いますか? 以上です。 × 異常です。 ○
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