海上自衛隊の事で質問があります。 海上自衛隊では入隊して適性検査があり数ヶ月後に職種が決定されますが。この決まった職種は…

Question

海上自衛隊の事で質問があります。 海上自衛隊では入隊して適性検査があり数ヶ月後に職種が決定されますが。この決まった職種は変更することができるのでしょうか？もう一生その職種でしょうか？

Answer 1

海上の者です。

新入隊員（一般隊員）の要員区分（特技（＝専門職種）の決定）は、教育隊での新入隊員教育期間中に次の様にして行われます。

①入隊後間もなく「適性検査」が行われます。
この検査では、性格・心理・作業能率などを筆記試験で検査します。そして検査の結果から、各特技に対する各人の適性の有無を判定します。「適性検査」で適性無しと判定された特技には絶対に要員区分されません。また、適性検査の結果は本人には通知されません。

②各人に対する希望特技の調査が行われます。
この調査は複数回行われます。

③「分隊士」と呼ばれる幹部教官が要員区分を行います。
要員区分の際に考慮する事項と優先順位は、「地方総監部の人事課から示された各特技の人数枠」、「適性検査の結果」および「各人の希望」となっています。

こうして要員区分が行われ、教育隊修業の１ヶ月ぐらい前までには本人に通知されます。

一般隊員の特技（主特技）は、変更されることはありません。
例えば、艦艇乗組員が健康上の理由で以後は陸上勤務のみになる場合でも、主特技が変更されることはありません。「特技」と「配置」は別物だからです。
主特技が変更されるケースは、エリミネートされたパイロット要員（飛行幹部候補生または航空学生）が艦艇勤務や陸上勤務になる場合ぐらいです。

要員区分で決められた特技がどうしても嫌だというのであれば、退職して、再度採用試験に合格して入隊し直すしかありません。

＊陸上自衛隊では部隊の大規模な改編が頻繁に行われるので、それに伴う人数合わせのための特技変更は珍しくない様ですが、海上自衛隊ではその様なことはありません。

また、各術科学校での教育課程を経て取得する特技（副特技）は基本的に主特技に関係するものが中心になっています。

Answer 2

まず1月位したらマークの希望調査があります。入隊後に受けた適性検査の結果が考慮され何に適性があるかが○△×で分かります。もう一度希望調査が行われ、マークが決まります。マーク変更は基本的にはできないです。しかしマークを取ったのちサブマークを取得したならば、潜水や警務隊、音楽隊、車両などサブマークが自分のマークになる時があります。

Answer 3

自衛隊のような大きな組織の場合は、法律と組織の要求で色々な物事が動いています。
毎年の採用人数等も、法律と組織の要求です。

法律は防衛省、自衛隊で勝手に変えられませんから、組織の要求で考えてみます。海上自衛隊の場合、組織の要求で最優先事項は１６隻から２２隻と部隊が大きくなる潜水艦部隊の人員の確保です。
ですから潜水艦乗員の職種要求数は当然新入隊員にも多くなっています。

そのように、職種の配分は決められていますから、希望はあくまでも希望ということです。

それでは、職種は変えることができるのか。
できます。一つは保有している職種（特技）の勤務が継続不可能となった場合。具体的事例としては、疾病、負傷等で視力や聴力が極端に低下した場合などがあります。
視力が低下した航空機搭乗員、聴力が低下した水測員は、職種変更が余儀なくされます。
もう一つは、組織の要求。ある職種が定員に対し極端に足りなくなった場合は、他の職種から希望者を職種変更させることもあります。

あとは、職種管理の形態が海曹士と違う幹部自衛官になることですが、入校時いちおう面接などで希望は聞いてはくれますが、１００％職種変更できるかというと、実際はそうではありません。しかし、針の穴を通すような可能性ですけど０％ではないのは確かで何人かは変更しています。

Answer 4

変更はあるはずです。

初期の適性もありますが、職能により

色んな職務を全うするのが組織です。

海外派兵もあります。