>妻に寡婦年金が支給される可能性はありますか? 可能性はあります。 寡婦年金の支給要件の一つ「死亡した夫が、老齢基礎年金の支給を受けていなかったこと」の解釈にかかわる論点だと思います。「障害基礎年金の受給権者であったことがなく」という文言との対比からも、「老齢基礎年金の支給を受けていなかったこと」とは、実際に年金を受給してなかった場合です。そうすると、繰り下げ待機中の死亡の場合は、年金の受給はありませんから、この要件を満たします。 なので、他の寡婦年金の支給要件を満たしていれば、妻に対して寡婦年金が支給される可能性があります。 >老齢基礎年金の未支給年金は支給されますか? 老齢基礎年金の未支給年金も受けられます。ただし、夫が65歳から受給できるはずであった老齢基礎年金の未支給分になります。繰下げで増額した額でない点は注意です。 そして、寡婦年金、老齢基礎年金の未支給年金、さらに死亡一時金が受けられるなら、この三者の選択になります。妻にとって、もっとも有利なものを選ぶことになります。
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