元男性保育士です。 まず、保育士=保育で幼稚園=教育なのはそれぞれを管轄する役所の違いですね。 保育士は厚生労働省、幼稚園は文部科学省です。 保育士の職場は保育園だけでなく児童養護施設や障害児施設なども含まれますが、質問内容から保育園と幼稚園の違いを挙げていきます。 ●保育園は基本的に1日8時間以上の保育時間に対し幼稚園は1日4時間が基本。なので幼稚園ではお昼寝や午後の活動・おやつもありません。 ●保育園は厚生労働省管轄の「福祉施設」、幼稚園は文部科学省管轄の「学校」です。 ●上記の理由で、保育園勤務だと必然と早番や遅番といったシフト勤務になりますが、幼稚園勤務ではありません。 ●幼稚園は3~6歳が入園できますが、保育園は0歳(早くて産休明けの生後2ヶ月)から入所できます。 ●なので保育園勤務だと低年齢児の相手もあるのでオムツ替えやミルクをあげる機会が多いです(幼稚園でもトイレが自立してない子は多いが、殆どはパンツタイプの紙オムツなので交換は楽)。乳児担当だと抱っこやおんぶもします。 ●年長さんとかだと保育内容・教育内容は近いですが、どちらかというと幼稚園のほうが運動会・発表会等の行事に力を入れやすいです(保育園は基本的に保護者が共働きのため、保護者の協力が時間的に難しくなる)。 ●また、保育園だとピアノが弾けなくても採用してくれる園は多いですが、幼稚園はほぼ必須です。 ●給料はピンキリなので何とも言えませんが、どちらも公立園に就職できれば給料は一緒です(公務員になるため)。 多くの大学・短大では保育士と幼稚園教諭がセットで取得できます(私は保育士のみの学校卒ですが)。なのでそういう大学・短大に入学して、実習等を通して進路を決めるのも良いでしょうね。
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