「ウィキ」より 投資銀行(とうしぎんこう、Investment Bank)とは、 顧客企業が有価証券の発行による資本市場からの資金調達をサポートし、 合併や買収などの財務戦略でのアドバイスを行う金融機関であり、個人向け業務は行わない。 英国ではマーチャント・バンク(Merchant Bank)と呼ばれていたが、 近年ではそのままInvestment Bankと呼ばれることが多い。 この名称は、個人などから預かった預金を元手に企業に融資を行う 「商業銀行 (Commercial Bank) 」と区別するための用語である。 商業銀行はその収益の大部分を主に企業に融資することにより発生する利息に依るのに対し、 投資銀行の収益は株式や債券の資本市場における発行時に発行額に応じて徴収する 手数料に依ることが特徴である。 自らはバランスシート上原則として大きなアセットを有さないので、「銀行」と訳されているが、 むしろ法人向け証券会社にイメージが近い。 業務の性格上、業界におけるプレゼンスは大きいが、 バランスシート的にはほとんど資産を有さないので、上場している外国の投資銀行は、 巨大なバランスシートを有する大手の商業銀行の買収の対象になってきた (例:UBSによるディロン・リードとペインウェバーの買収、 クレディ・スイスによるファースト・ボストンの買収など)。 また、投資銀行が主として行うビジネスの類を「投資銀行ビジネス」と呼ぶことがある。 その中でもアドバイザリー業務、企業再生ビジネス等は金融機関以外からの進出も 目立ち始めている。(例:リサ・パートナーズなど) 投資銀行の具体的業務は、顧客企業に対して上述の通り有価証券の発行による 資本市場からのファイナンス、M&Aについての助言を行なう他、 財務に関る部分では各種保有資産の流動化による資金調達 (ex.不動産やローン債権の証券化など)、金利や為替等のデリバティブズを用いた 財務リスクヘッジがあり、極めて多岐に渡る。 「投資銀行業務」とは呼べないものの投資銀行が手がけるビジネスとしては、 有価証券やデリバティブズのトレーディングが挙げられる。 トレーディングは投資顧問やヘッジファンドなどの顧客のために行うものと、 投資銀行の自己勘定のために行うものがある。 日本では野村證券のような大手の証券会社や大和証券SMBC、 みずほ証券といった証券会社と金融グループの法人部門による法人金融専業会社、 みずほコーポレート銀行のような金融グループ内の 法人向け銀行が投資銀行業務を手がけている。 また、最近では金融業以外の業種がアドバイザリー業務などの 投資銀行業務(コーポレートファイナンス業務)の一部に参入する例も目につきはじめている。 近年、KPMGやPricewaterhouseCoopers等の監査法人や GCAなどの独立系のM&A専業ブティックがM&Aのアドバイザーとして ランキングに名を連ねるようになってきている。
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