臨床心理士のお仕事について、質問させていただきます。

Question

臨床心理士のお仕事について、質問させていただきます。一流の指定大学院で学び、クライアントを援助できるよう十分に研鑽した場合、
30歳、40歳、50歳時の収入（額面）はどの程度であると予測されますか？

私としては、大学院卒としては少ないが、低所得ではないと捉えています。

なぜならば、指定大学院の過剰増加に伴い、低所得で雇用される方が増加する一方で、優良な指定大学院で学んだ方は、相応のご収入を得ていらっしゃると考えるからです。

臨床心理士の方にご回答いただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

Answer 1

優良大学院なら、30代で年に300～400万ぐらいまでなら、仕事を選べばいけるでしょう。

ただ、その先が、あまり上がっていかないです。
基本的には、職場を変えて、良い給料の所に移っていくことで収入を上げるしかないですから。
もしくは、働いているうちにコネクションを作って、開業するとかですかね。
本気で、年齢とともに収入を上げたいなら、博士課程まで行って大学教員になるとかしないと難しいでしょう。そうなれば、スーパーヴァイズとかのお仕事も回って来ますし。

あぁ、スクールカウンセリング方面に行って経験を積んだ上で、ランクアップをして私立の給料の良いところをいくつか掛け持ちすれば、もう少し、500万越えもあるとは思います。

Answer 2

あまりにも楽観的で希望的予測です。
優良な大学院で学ぼうがワーキングプワになる可能性の方が高いです。
年収で400万あれば、高収入と思っていいでしょう。
200万～300万程度に人がほとんどです。

初めから臨床心理士を目指すのは志が低いです。
本気で心理をやりたくて能力のある人は精神科医を目指します。
高名な心理学者は、ほとんど医師だと思って間違いありません。

Answer 3

指定大学院を出て、資格を取得したところで、ほとんどの心理士が就職どころか、バイト先さえ見つからず、あきらめて他職に就くことが多い中、優良な指定大学院で学んだ人間は低所得とはいえ、初めて心理職としての就職先が見つかるというのが現実です。

唯一、公務員心理職を獲得した人間のみが、生活していけるだけの賃金を得ることが出来るでしょう。

Answer 4

私の知人の女性が臨床心理士資格を取得して非常勤で働いています。彼女のそれまでの道のりですが
大学卒業ー超大手企業一般職ー企業総合職昇進試験に合格ー結婚とともに退職ー認定大学院へ入学ー資格取得です。

しかし彼女の仕事を見ていると、非常勤や有期雇用契約の仕事ばかりです。彼女の説明では、心理カウンセラーというのは精神科医が兼ねる仕事であって、自分のような立場では滅多に専任・常勤の仕事にはありつけないということです。

ご自分で開業されればまた話は変わってくるでしょうが、それはまた経営の才覚や資金の問題等も出てきます。何より「お客さん」がつくのかどうかが疑問です。ここでも精神科医と競争になります

アメリカは何でもカウンセラーですが、日本はそういう社会ではありません。まずは心療内科にゆく方の方が多い社会です。つまり医師資格がないときついということですね。

その女性の場合は、ご主人がまた大手の企業で高給取りですのでそれでやっていけるわけです。自分の稼ぎだけでは生活できないというのは彼女の弁です。