大学職員として大学に就職するにはどういう能力必要ですか？ 倍率はどのくらいになるのでしょうか？ 例えば全く関係のない…

Question

大学職員として大学に就職するにはどういう能力必要ですか？
倍率はどのくらいになるのでしょうか？
例えば全く関係のない大学よりはいま通っている大学の方が採用されやすいですか？

あと大学職員の豆知識を教えてください

Answer 1

大学職員の採用試験は、国立大学、公立大学、私立大学でそれぞれ形式が異なります。
国立大学は、毎年5月、各地区ごとに筆記試験が行われ、合格すると、その地区の大学の面接試験を受けることができます。
筆記試験は全地区、同じ日程、同じ問題で実施されますが、複数の地区に出願することは出来ません。
各大学の面接試験は、日程が重ならない限り、何校でも受けられますし、高専や研究所などを受けられる地区もあります。
面接試験は、各大学によって形式が異なり、個人面接のみの大学や集団討論を課す大学、面接に加えて小論文やSPIがある大学など、様々です。
筆記試験の倍率は、地区によって違いますが、６～８倍程度。
面接試験の倍率は、10倍～20倍くらいだと言われていますが、辞退も多いので、実際のところはよくわかりません。
しかし、かなりの高倍率であることは変わりません。
国立大学の筆記試験は、公務員試験の教養試験と同じ形式ですが、問題の難易度も合格最低点もやや高めなので、国立大学に就職するためには、まずこの試験を突破できるだけの学力が必要です。
また、語学力やパソコンの能力などを重視する大学もあります。
あとは、国立大学が法人化され、学校間の競争が激しくなったので、いわゆるお役所仕事ではなく、民間感覚を持って働ける人を求めているようです。
ただ、いくらそのような力があっても、筆記試験に通らなければ、面接にさえ進めないので、必須の能力は、やはり「学力」でしょう。
逆に、語学力やパソコンは、必ずしも高い能力が要求される訳ではありません。
「あったら仕事で生かせるかも」と言った程度です。
出身者優遇についてですが、国立大学の場合、ほとんどありません。
卒業生の方が、志望動機が書きやすい、辞退の可能性が少ない、大学のことをよく知っているという点で有利ではありますが、毎年、他校出身者がたくさん採用されているので、取り立てて卒業生が有利という訳ではないようです。

次に公立大学ですが、 こちらは各大学個別に採用試験が実施され、一次で筆記を課す場合が多いです。
筆記試験の形式は、国立大学の試験に準じた問題やSPI、それに加えて、小論文などが課されることもあります。
国立大学に比べて、採用人数が少ない場合が多く、倍率は、10倍から100倍程度になることも。
学力はもちろん、語学力など秀でた能力がないと、採用されるのは難しいかもしれません。

最後に私立大学。
こちらは、各大学によって、試験の形式は様々です。
国立大学や公立大学の採用試験より、一般企業の選考の方が近いです。
基本的に面接試験が多いですが、筆記試験で大学の理念や歴史などが問われる場合も。
多くの大学は、かなり採用人数が少なく、コネや卒業生優遇などの噂を聞かないこともありません。
しかし、出身大学以外の採用試験を受けて入った人も少なからずいるので、狭き門とは言え、けっして不可能ではないでしょう。
求められる能力も、大学によって様々ですが、国立大学や公立大学以上に、経営感覚が必要だと思われます。

ちなみに、給料に関しては、国公立は正直言ってかなり薄給です。
逆に、私立大学は給料が高く、1000万近くもらえるところもあるようです。
ただ、かなり狭き門ですが…

ただし、少子化が進む現代で、大学の経営も厳しくなっていると聞きますので、今後、つぶれる大学が出てきてもおかしくないです。
正規の職員が減り、派遣やパートの職員に変わりつつあるので、これから先、さらに採用は難しくなるでしょう。
給料も今ほどもらえなくなるかもしれません。
それでも日本の高等教育を支える仕事はやりがいがあるもの。
「日本の高等教育をよりよくしたい」という強い意思をもって働ける、と言うことが、大学職員に一番必要な能力なのかもしれません。

Answer 2

私立大学だと通っているところのほうがとられやすいなどあるようですよ

Answer 3

「大学職員への道」というサイト、ご存知ないですか。
あなたのような方には、参考になると思いますよ。