研究医になるためには医学部を卒業して臨床研修を終えてから大学院へ進学して博士号を取得するところから始まります。 ここまで要するのに医学部入学から最低12年という長い年月を費やします。つまり現役でストレートで医師免許を取得しても30歳が最年少の研究医です。 研究と一言にしても基礎研究と臨床研究に分かれます。臨床研究の道に進むのなら大学で研究しながら合間に外勤などをして一定の収入が保証されます。しかし、基礎研究の道に進むと大学講師以上の身分にならないと収入の保証がありません。 研究医になりたいのだから研修医なんてやらなくていいのではないか? という疑問をよく耳にします。以前までは医師免許さえあれば研究医になることは可能でした。しかし、現在では臨床研修制度が必修化されてしまいました。そのため、将来は解剖や生理学者になりたいという人も研修医として嫌でも救命救急や外科を臨床現場で経験しなければなりません。 研究に強いのは東大か? 確かに東大や京大、医科歯科といった名門大学は研究に強いですが、それはマスメディアが大きく取り上げているだけで実際は私立でも優秀な研究医は大勢いるし、東大や京大に負けないくらいの大掛かりな研究は行われています。また、私立出身であっても東大や京大、医科歯科などの研究室に入る人も大勢いるので、大学受験のレベルではどこの大学出身の方が研究医としていいのかというようなことは考えなくても大丈夫です。よって東大と医科歯科のどちらが研究に強いのかというのは不明です。 研究医志望の学生は少なく、なるのも一般の臨床医に比べるとかなり大変で給料も少ないけれど、研究や教育を通してやりがいは感じると思います。
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