病院で亡くなった場合、看護師さんからエンゼルケアという処置をして頂けると聞いたのですが、エンゼルアって具体的にどんなこと…

Question

病院で亡くなった場合、看護師さんからエンゼルケアという処置をして頂けると聞いたのですが、エンゼルアって具体的にどんなことをするんでしょうか？
全裸にされて身体中を拭かれるんでしょうか？
それとも、例えば胸や性器などは隠しながらやって頂けるのでしょうか？
もし自分が死んだ時、いくら死んでいるとはいえ、例え家族にでも裸を見られるのはちょっと嫌だなぁと思いまして…
ご存知の方がいらしたら教えて頂けると嬉しいです。

補足

お二方ともご回答ありがとうございました。
今はいたって健康で入院の経験もないので想像がつきませんが、少しエンゼルケアに対して考え方が変わりました。
BAは決められなかったので投票にさせて下さい。
ありがとうございました。

Answer 1

エンゼルケアとは、亡くなられた患者さんのお体をきれいにする処置を言います

点滴やチューブ類などをはずし、傷口などはきれいにガーゼなどで覆います
もちろんお体もきれいに拭かせていただきます

基本的に亡くなられたとはいえ、日々看護にかかわらせていただいた方ですので存命されていた時と同じように配慮しますが、
ご家族のご希望によっては、お顔だけはご家族が拭かれたりとか立ち会ってご一緒されることもあります

これまでで一番印象的だったのは最後のお化粧を二人の娘さんが
「お母さんは頬紅は濃いめよね」「口紅はこっちの色のほうが好みだったわ」
「そうそうこんな感じよ」
などど会話しながら一生懸命にされていたケースですね
私もこんな風に送ってほしい ととてもうらやましく思いました

処置にあたった時は「ご苦労様でした きれいにして皆さんにお会いしましょうね」って心の中で話しかけてます
ちょっと想像つきにくいかとは思いますが、とても厳粛で大切なケアですよ

Answer 2

エンゼルケア＝死後の処置といいます。

病院で亡くなって家に帰るために（骨にしてから帰る場合は家でなく葬儀社の保冷庫の時もありますが）、そのために身なりを整えて差し上げます。

今、元気な状態なので想像できないでしょうが、病んで亡くなる時には、入浴もできていないので汚れているし、機械やチューブもついているし、創もあるかもしれない。
それをきれいに整えるんです。
外すモノは取り除き、鬚や髪を整え、こけた頬を綿など入れて膨らませ、うっすら化粧を施します。
あと大事なこと、亡くなった後は筋の緊張が無くなるため、体液や排泄物が出てきてしまいます。
耳・鼻・口（喉の奥）・肛門に綿を詰めます（最近は水分を吸収して膨張し栓となるシリコン素材）。
そしてパットやおむつなどを当てて、寝間着（用意があれば好みの服装でも可）に着替えさせて、ご家族と対面、搬送業者へ引き渡します。

全裸もそうですが、詰め物をするので、もちろん担当する者は大切な部分も見ます。
ただ、その時は厳かに尊厳ある方として対応いたします。
長く入院していて思い入れが強い場合など、居合わせたスタッフが最後のお世話としてみんな自分がしたいと希望する場合もあります。
が、やはり最後の見苦しい姿を大勢に見せるわけにもいかないので、2名ほどでさせていただいています。

繰り返しますが、質問者様は現在元気な状態だと思うので、想像できないでしょうが、入院して具合が悪い状態で死を迎える前には、看護スタッフに毎日身体は見られていますよ。
入浴できなくなったら、体を拭いて着替える援助をしますし、排せつの手伝いもします。
亡くなった時にそんなことしないで恥ずかしいって化けて出られても、「何をいまさら」って追い返しちゃいますね。

地域によって葬儀社によって、家族によって「湯灌」というセレモニーがある場合もありますし、映画「おくりびと」でも有名になりましたが、葬儀社の方が身体を浄める場合もあります。
エンゼルケアは業者に任せる病院もあります。

ちなみに病院でなく自宅や不慮の死の場合、日本では必ず警察のお世話になります。
警察の検視のほうが、身ぐるみはがして細部まで調べて計測されて写真取られて採取されて、裸で業者に引き渡し家族へお届けってなるので、死んだあとの処置が恥ずかしいと思われるのであれば、死ぬ時は病院で死ぬように。
警察のご厄介にならないようにしてください。