作業療法士のタマゴです。５月連休明けに、精神科へ長期実習に行きます。その病院はアルコール依存症に実績のある病院です。アル…

Question

作業療法士のタマゴです。５月連休明けに、精神科へ長期実習に行きます。その病院はアルコール依存症に実績のある病院です。アルコール依存症に対する作業療法は、一般的にどのようなことが行われていますか？また、事前に学習しておくべきことがあれば教えてください。例：断酒会について学んでおく・・・など。

Answer 1

作業療法に関しては、そちらが専門なので、あくまでもアルコール依存症についてだけ書きます。

アルコール依存症という病気については、多くの情報が氾濫しており、整理して把握する事が、中々困難な事だと思います。
したがって、まずは系統的に、病気としてのアルコール依存症を知識として持つ事と、もう一つは、回復者や回復者の家族と接する事です。

●まず、アルコール依存症についての参考になるものは下記です。

○下記のサイトを
・アルコール薬物問題全国市民協会（ＡＳＫ）
http://www.ask.or.jp/

・高知アルコール問題研究所
http://www.kochi-al.org/

・厚生労働省 みんなのメンタルヘルス
「アルコール依存症」
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_alcohol.html

・断酒会 窓口は全断連
http://www.dansyu-renmei.or.jp/

・ＡＡ（Alcoholics Anonymous）
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/aa-jso/

・アラノン（Ａｌ－Ａｎｏｎ）家族グループ
http://www.al-anon.or.jp/

○下記の知恵ノートを
・アルコール依存症とは？
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n2993

・依存症における回復とは？
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n7669

・アルコール依存症と合併症
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n30046

○さらに、下記の知恵ノートを
・アルコール依存症の専門医療機関でしていること
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n3437

・アルコール依存症からの回復率について
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n4797

・「アダルトチルドレン」について
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n3551

・依存症における回復とは？
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n7669

・アルコール依存症者への巻き込まれ、「共依存」について
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n12060

・アルコール依存症と合併症
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n30046

・アルコール依存症で言うところの「スリップ」と「ドライドランク」について
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n71120

●回復者や回復者の家族に出会いに行く。

○断酒会の例会に出席する。
・前述の全断連から、近くの断酒会に出席を。

・一回ではなく、何度も続けてみましょう。

○ＡＡのオープンミーティングに出席してみる。
・ＡＡのオープンミーティングは、誰でも出席可能です。

・ただし、発言権は基本的にはなく、ミーティングで分かち合われた話は、その場に置いていく（口外しない）などの約束を守る必要があります。

・その地域で行われる、ＡＡの「オープンスピーカーズミーティング」に出席してみる。
＊これも、ＡＡのリンクから、その地域のセントラルオフィスに入り、そこから地域の情報に入っていくと、このようなイベントも調べられますし、その地域のセントラルオフィスでも、把握しておられます。

●まとめ
・アルコール依存症の治療は、専門医療（治療プログラムを行っている医療機関）、専門外来＋自助グループ＋抗酒剤や飲酒欲求抑制剤（今後は）＋家族の正しい協力です。
＊抗酒剤などの薬物療法は、あくまでも専門外来や自助グループを補助するものです。

・まずは、アルコール依存症という病気、そして専門医療機関での治療内容を把握。

・断酒会やＡＡのオープンミーティングで、回復者、そして回復者の家族に会いましょう。

☆全ては、ここから始まります。

元アルコール依存症専門治療病棟 看護師より