質問の意図は「普通の消防本部と組合消防本部」はどう違うのか?ということと判断して回答しますね。 消防業務は消防組織法で「市町村が責任を負う」と規定されていて,基本的には市町村ごとに行うことになっています。 しかし,小さな市町村の場合,単独で消防本部を運営するには財政的負担が大きくなり,また限られた予算の中では十分な人員や装備を準備出来なくなり,「消防責任を十分に果たせなく」なります。 そこで,市町村の事務のうち,消防について隣接しあう市町村で運営しているのが「組合消防」というものです。 これは地方自治法で定められた「一部事務組合」という仕組みで,複数の市町村が共同でお金や人員を出し合って,一つの事務(業務)を行っています。 消防以外には,上下水道,環境(ゴミ収集など),学校などがありますよ。 さて,消防組織法では「市町村には消防本部,消防署,消防団の全部または一部を設けなければならないと規定されています。 単独の市町村で消防を運営する場合(単独消防と言います)には,「○○市消防本部」という組織の下に,消防署があります。 (「消防局」などというのもありますが,「消防局」とは,その市町村の組織名であり,一般に「○○市消防局」と呼んでいても,法的には「○○市消防本部」ということになります) これは,消防組織法の規定により,「組合消防」の一員である市町村では消防本部が市町村内に設置されないことがあるため,消防署を置くことになります。 「組合消防」の消防本部名は「○○消防組合消防本部」とか「○○地区消防本部」,「○○広域行政事務組合消防本部」など,多岐にわたっていますが,一つ言える共通点は,その殆どが「○○市消防本部」ではないということです。 余談ですが「一つの市には一つの消防本部がある,または一つの市は一つの組合消防本部の構成員である」というのが一般的です。 しかし,ある市では,元々は2つの消防組合が管轄していた複数の市町村が合併し,一つの市になったのですが,その際に消防本部については,旧消防組合の構成市町村の都合で合併することが出来なかったことから,合併後の一つの市を2つの消防本部が管轄するという事態が起こって(いた)いるところもあります。
通常、消防業務は市町村単位で運営されるのですが、単独運営が難しい市町村では近隣の市町村や郡単位で消防組合を作って運営しています。 ★【○○地区消防組合】とか【××地区消防署】ってヤツです。 話は逸れますが、 救急業務の場合、地元医師会にもほか、近隣の医師会とも連携して、緊急時の取り決めをしています。 特に、ドクターヘリの運用については、都道府県を跨ぐ場合もあるようです。
< 質問に関する求人 >
消防(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る