教員採用試験に受かる受からないの違いは。。。

Question

教員採用試験に受かる受からないの違いは。。。小学校、中学校の教員採用試験に受かれば正社員。受からなければ講師のようですが、知り合いの男性は30歳で常勤講師をしています。
何年も受かっていませんが、このまま講師で居て何か不利な点は出てきますか？例えば、給料、仕事は続けられるか、正社員との扱いの違いなど。
講師でいるとやはり本人は先不安でいっぱいでしょうか？

Answer 1

正社員？ではなく、教諭に正式任用になります。
講師は、一年契約ですから採用計画により、次年度の勤務が保証されているか、新年度ｷﾞﾘｷﾞﾘまで分かりません。給料は教諭より少ないとは言っても賞与の額は全く違いますし、福利厚生の制度も殆ど使えません。健康保険証くらいですかね。

一年の有期の契約の更新を重ねているだけですから、昇給や退職金の支給や年金についても全く教諭とは異なっています。
はっきり言って、私個人の感想は先生をするならば、ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ続けているよりも、採用試験に早く合格することだと思います。先に述べたように、先の保証もない、つまり人生設計も立てられない状況では続けるより、他の道をある程度で見切るべきです。

Answer 2

教諭（正規教員）との違いを、私の分かる範囲でお答えします。

・職務上の身分
教諭は「教育職２級」
講師は、常勤なら「教育職１級」、非常勤なら単に「非常勤講師（あるいは時間講師）」です。

・基本給
教諭と常勤講師は、級ごとの「号」によって額が決まります。
例えば「高等学校教育職１級１５号」と明示されれば、給与表のそれに該当する額が基本給です。

号は、年齢や職歴に応じて決定するようですが、同じ号数でも級が違えば、金額に差が出ます。たとえば「１級１５号」と「２級１５号」では、支給額が違います。
同じ号数なら、教諭（２級）の方が高くなります。しかも常勤講師の場合、特定の号数より上には上がらないといった頭打ちもありますので、年齢とともに給与支給額に開きが出てきます。

教諭と常勤講師には、ボーナス（期末勤勉手当）が支給されます。臨時でもボーナスが出るところは、教職ならではの厚遇だと思います。

非常勤講師は、級も号も関係なく「１時間当たり２５００円」とか、時給払いの扱いとなります。
ボーナスは支給されません。

・保険
教諭は「教職員共済組合」という組織の加入資格が与えられ、健康保険も年金も共済組合の適用を受けます。
常勤講師は、サラリーマンと同じように「健康保険（通称、協会健保）」「厚生年金」の対象となります。

・福利厚生
教諭は「学校厚生会」に加入します。
これについては、それ以外の人も利用できますが、厚生会に加入する形を取らなかったと思います。

講師のままでも、常勤なら生活に支障が出ないと思いますが、１年後が見えない不安要素があります。
定年までの雇用を確実にし、教育活動に専念するには、教諭を目指す方がよいでしょう。

Answer 3

教諭と講師（常勤講師）では、いろんな面で違います。教諭は正式採用ですが、講師はあくまでも期限付き採用です。教諭の枠が不足しているのを講師で補っているのです。だから先行きが不安です。講師の採用権限は校長にありまので、校長が判断して、講師の枠があっても、翌年に採用しない場合もあります。その場合は、他校を探さないとなりません。また長年講師をしていても、かならず採用試験に合格する保証は何一つありません。採用試験を受けるにしても、年齢制限もあります。長年講師をして、採用試験に合格せずに、あきらめた人も数多く見てきました。だから長年講師をするのには、覚悟が必要です。人生設計がなかなか立てることができません。講師をしながら採用試験に望む場合と講師をせずに勉強をして望む場合、いろんな人を知っています。私も4年間講師をして、採用されましたが、講師の時は不安がありました。各都道府県により違いがあると思いますが、常勤講師の場合は1年ごとに退職金が支払われます。非常勤講師はありません。

Answer 4

常勤講師ならほぼ給料は変わりません。ただ、退職後の年金に大きな違いが出たり、さまざまな手当て、福祉に違いが出ます。

あと正規採用には年齢制限があるので、いつまでも受からないと一生講師です。