救急救命士として消防ではたらくには消防学校に通います。 救命士の資格を持って、採用されても、消防学校に入ります。 消防学校では、約半年間の共同生活の中で、規律を叩き込まれ、訓練では、肉体と精神の限界まで追い込まれます。 そこで、倒れて辞めたくなるようなは人は向いていません。 現場に出ても、大怪我するか、死ぬだけです。 でも、専門学校でとった資格でも、すぐに現場では活かせれません。 教育現場と災害現場は違うからです。 よく知恵袋で「救命士の資格を持って消防に採用されれば,学校は免除?」といった質問を見かけますが,消防官になるには全員,一定期間の初任教育を受けなければなりません。(「消防学校の教育訓練の基準」による) 例えば東日本大震災のような大規模災害の場合,消防署には予備の車を含めて,救急車より消防車の方がたくさんあるのです。 ですから,応召(召集に応じて消防署へ駆け付けること)した順や,災害の発生状況によっては,救急救命士であってもポンプ車で現場に出動することがあるのです。 この時に「私は救命士だから火災現場には行かない」と消防署に残る訳にはいきません。 特に大震災で火災が多数発生した場合には,救急活動や救助活動より,消火活動を優先しなければならないこともあるのです。 こういったことから,たとえ救命士を希望していても,消防学校の教育訓練を免れることは出来ないのです。 ちなみに,消防学校で受ける「初任教育」には救急の実科は含まれません。(簡単な座学はありますが) 初任教育とは別に,救急課程というのがあって250時間以上の教育訓練を受ける必要があります。 大体,1日7時間授業と思われますから250÷7=約36日。週5日勤務ですから,7週間ほどの教育期間になります。 救急救命士は厚生労働省が認定する国家資格です。 専門学校や大学の救命士科を卒業して国家試験を受験して合格すれば、「救急救命士」の資格を得られます。 消防官となった後に、消防機関の救命士の養成所に入校し、救命士国家試験を受験する方法もあります。 消防学校とは、消防官となった後に行く研修施設で、消防官になるための専門学校ではありません。 初任教育課程、救急課程、救助課程、火災原因調査課程、特殊災害課程、幹部課程などなどいろいろな研修があり、消防官としての経験を積んでいくうちにいろいろな研修を受けるのです。 ですので、専門学校や大学で救命士の資格を取得する場合は、資格の取得に関しては消防学校は全く関係ありません。 救命士の資格は、現在のところ消防の救急隊にならないとほとんど活用できない資格です。 ですので、専門学校や大学で救命士を取得した場合、消防官の採用試験を受験して消防官になるのが大口の就職先となります。 消防に就職すれば、最初に必ず消防官としての基礎を学ぶ「消防学校の初任教育課程」という研修を受けます。 機関は都道府県により多少異なりますが、約6ヶ月程度です。 消防官として採用され、この研修に参加するので、持っている資格に関係なく、全員が同じ消防官としての基礎訓練を受けます。 救命士の資格を持っているからといって、何かの訓練が免除されることはありません。あくまでの消防官としての基礎を学ぶ研修ですから。 勘違いしている方が多いですが、消防機関の中に救急救命士という職業はありません。 あくまでも資格の一つです。 つまり消防機関にいる救急救命士は、「救急救命士の資格を持った消防官」であり、救急救命士といった単独の職業ではありません。あくまでの消防官です。 救命士の資格を持っていても、基本的に消防官ですので、必ず救急隊とて働けるわけではありません。 火災出場で消防車にも乗りますし、レスキュー隊として救助活動を行う場合もあります。 119番通報や無線統制を行う指令室勤務を行う場合もあるのです。 また、現場ばかりでなく、予防業務などの事務的な仕事も行う場合もあります。
2人が参考になると回答しました
< 質問に関する求人 >
救急救命士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る