解決済み
500枚!!路盤先行って具体的にどういう工事ですか???土木関係の仕事についている方に質問です。 道路の下に埋まっているインフラ工事などで、工事が重なる場合、路盤先行で工事を行うというのをよく聞きますが、どういう風に工事を行うのでしょうか? 仮復旧との違いがよくわかりません。詳しく教えていただけるとありがたいです
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路盤先行って言ったら様々なパターンがありますので一概にこれですとは言い切れませんが一つ例をあげてみますと、道路上に水道、ガス、下水等埋設する場合まずアスファルトにカッターを入れて表層等撤去、掘削し埋設して埋め戻ししますが、この埋戻しの際にその道路で定められた路盤の厚み分も(砕石等)ちゃんと守って埋めることを言います。 本来なら道路を掘削し埋設等した場合、役所等で定められた仮復旧用の構造で埋戻します。これは様々な意図がありますが単純に安定させる(埋戻しがちゃんと転圧されて仮復旧盤が沈下しないか)ためだと思ってください。通常仮復旧の構造は本復旧の構造より安易に設定されています。例えば本復旧の設計が道路盤より路床が400下がりで表層(密粒13ミリ)50、上層路盤M材(RM)が150、下層路盤C材(RC)が200だったとします。この場所(道路)での仮復旧の構造は路床が150下がりで表層50、路盤C材が100だったりします。沈下も確認されず、仮復旧盤が安定したら(試験する場合もあり)影響範囲を含め本復旧の設計路床まで掘削し、設計通りの構造で本復旧します。影響範囲とは最初にカッターを入れて掘削すると掘削の深さに応じて掘削横の地盤が緩むことで、その分の路盤も入替える場合があります。この影響範囲分まで路盤を入替える場合最初に掘削した幅よりも大きくなってしまいますので片側斜線や1斜線で埋設出来ていたのに影響範囲のため本復旧は通行止めや2斜線の規制をかけなければならない可能性があります。また、影響範囲がなくてももう一度設計路床まで掘削するのはお金が掛かります。このようなことを少なくするため路盤先行をする場合があります。路盤先行をしておけば本復旧は表層のみの施工となる場合がありますので労働力の減少はもちろんお財布も安心です。ただ、埋戻し部分がちゃんと転圧されて安定が証明できないと意味がない場合があります。施工管理が大切になりますので施工計画書、施工要領等確認しましょう。 最初に述べたように路盤先行は様々なパターンがありますが仮復旧との違いはこれで分かると思います。仮復旧は表層部分だけではなくその下の路盤部分も違うということです。
なるほど:2
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