お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。 空気呼吸器として使用しているボンベの容積(0℃、大気圧)に換算した場合のQ:容積(m3)については、以下の算式で簡易的に求めることができます。 Q=(10×P+1)×V・・・・① ここで Q:容積(単位 m3)(0℃、大気圧の時の空間に占める体積のこと) P:最高充てん圧力(単位 MPa) V:ボンベの内容積(単位 m3)(ボンベに刻印があります) 【計算例】 「V 10」と刻印されたボンベがあるとします。ここでの「V 10」とは、ボンベの内容積が「10リットル」という意味です。このボンベの最高充てん圧力は「FP 14.7M」とか「FP 29.4M」とか刻印されています。これは、それぞれ最高充てん圧力が「14.7MPa」、「29.4MPa」ということを表しています。 刻印が「V 10」「FP 14.7M」のボンベであれば、①式より Q1=(10×14.7+1)×0.01=1.48(m3)=1,480(リットル) となります。 同様に刻印が「V 10」「FP 29.4M」のボンベであれば、①式より Q1=(10×29.4+1)×0.01=2.95(m3)=2,950(リットル) となります。 こんな感じで計算すればいいですね。ポイントは①式ですね。「V」や「FP」については、ボンベに必ず刻印されていますので、そこを確認してください。 なお、平成9年3月以前に製造された古いボンベについては、「FP14.7M」ではなく「FP 150」と刻印されています(数字の後に「M」がありません)。これは、SI単位以前の単位系(kg/cm2)で刻印がされているものですが、SI単位に換算すれば 150(kg/cm2)×0.0980665=14.7(MPa) となり、「FP 14.7M」と同じことを指しています。 「FP 29.4M」も「FP 300」と事実上同じです。こちらは、トレーニングとして自分で計算してみましょう。
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