手話講師をしているろう者です。 日本には、全国共通手話のことを標準手話と言っています。もちろん、地域や方言の違いで方言手話も存在します。標準手話がないと会話が成り立ちませんよね。手話通訳も同様に。 手話とは異なる形で世界共通というのはあります。 ジェスチャーといった方がしっくりきます。 (例)わからない。しらない。などの仕草。ジェスチャーと表情は万国共通ともいえるときがあります。 互いの国の言語を知らないろう者同士はあまり言葉の壁の差を多くは感じません。個人差はありますが75%で通じ合っています。 表情と手話のほかに雰囲気、感覚というセンスです。 他に国際手話ともいえるものがあります。私達はそれをINSL(International Sign Language)と言っています。 日本に、日本手話以外の他国言語の手話通訳も存在します。 アメリカ、韓国、中国などなど。 私の友人もアメリカ手話と日本手話の通訳ができます。 日本の手話で単語が国際手話と同じものも少しだけあります。 INSLは国際会議、国連などで使うことも多いですが、国際交流目的もあります。INSLはアメリカ手話が多くあります。 都内にも何人かの外国人の聴覚障害者がおり、彼らは二ヶ月で日本手話をマスターします。そして、彼らは、母国語を都内で教えています。 ポーランド、ニュージーランド、オランダ、イラン、韓国、香港、アメリカ、ドイツ、イギリスなどなど。 もう1つ、関西国際大学だったと思いますが、英語の講義にアメリカ手話も使って教えているそうです。これは日本初の導入です。 また、まだ数少ないですが、大学の科目に手話講座や手話通訳士の課程があるところもあります。4年単位のカリキュラムもあるそうで徐々に各自の大学で増加してきています。 何人かの健聴で外国人の生徒がいるのですが、彼らの一部にその国の指文字や簡単な手話を覚えている方もいらっしゃいます。 学生時代に聴覚障害者がいて、覚えたかたもいます。 また、聴覚障害者がいないクラスで健聴同士で手話を知っている人に学び 教師が見ていないときに手話で秘密の会話していた方もいました。 最後に、手話は、世界中の誰もが音声言語取得前に経験しているんです。それをベビーサイン(ベビー手話)といいます。 その名残が、「ちょうだい」「OK]「おいで」などといったものです。 7 ヶ月の赤ちゃんにベビーサインを教えており、都内には三ヶ所のベビーサイン教室があります。 アメリカでは通常のことで定着しているようです。 多くの外国人さんは、ジェスチャーが上手な方が多いので通じる確立は高いです。そのジェスチャーが手話になっていることも多くありました。 いつも驚かせられます。 手話を知っていない者にも使える手話のようなものというのが、万国共通手話です。ジェスチャーのようにも見えます。 音声言語では、英語が世界標準用語といったように、手話では、国際手話というのがあります。
< 質問に関する求人 >
手話(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る