デザイナーの人に質問です。 私はプロダクトデザイナーを目指して大学受験を考えているのですが、プロダクトに限らずデザ…

Question

デザイナーの人に質問です。

私はプロダクトデザイナーを目指して大学受験を考えているのですが、プロダクトに限らずデザイナーの方…

・何故デザイナーになったのか
・何を目標にしたのか
・デザインに対する思い
・なろうと思ったきっかけ
・デザイナーになって良かった事は

などがあれば参考までに教えて下さい。

Answer 1

プロダクトデザインという言い方よりもインダストリアルデザイン
という言い方が普通です。服飾と建築以外は何でもする
デザイン分野です。

小さなものはヘアピンから、大きなもは大型客船まで
その範疇は広大です。

●何故デザイナーになったのか
絵や工作したり、想像するのが好きだったから。
親が職人だったから。親が職人というデザイナーは多いんです。
職人さんは、デザイナーと接点があるので、子供が成りたいと
言っても、すんなり受け入れるんです。

●何を目標にしたのか
目標となるデザイナーや企業はありませんでした。
昔は自動車やバイクが今よりも花形でしたので
最初からその方向を目指す人もいました。

●デザインに対する思い
多くの人が満足して愛着をもってくれるモノをデザインすること

●デザイナーになって良かった事は
世界の人が自分のイメージの中にしかなかったモノを使って
くれていること。「ちょっと不思議な気持ちです」

●普段の仕事内容
商品企画と機械設計に沿ったデザインの作成。
（メカが中にあるものの場合）
手順としては以下のような感じです。
１．アイデアスケッチ（ラフスケッチ）
２．レンダリングスケッチ（詳細スケッチ）
３．ＣＡＤモデリング（コンピュータでの３次元データ作成）
４．配色、グラフィック検討
５．試作品のチェック、版下作成

●収入
同年代の技術職と同等かやや上

●やりがい
自分のデザインが受けて大ヒットした時

●苦労したこと
アイデアに、行き詰ったこと
自分のデザインのせいで商品が売れず在庫の山を
作ったこと。

※最近の事情
今、日本はものすごい円高です。家電業界など国内の製造業は高い人件費
のため海外生産にシフトしています。製造だけでなく設計やデザインの人員
も中国など現地採用にシフトして行くのは時間の問題です。

東京５美大や関西４美大など有名美大卒だったら昔は引く手あまたでしたが
現在はデザイナーとして就職できる人は７割以下になっているはずです。

また企業内デザイナーの年齢も高くなり、未知数の新人をどんどん採用し教育
する余裕も少なくなっています。

もし、デザイナーを目指すのであれば、英語や中国語などメジャーな言語の会話スキルを
身に付けてください。日本人の美意識は海外でも高く評価されていますので
こういう状況下でも採用される確立は高まりますよ。