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溶接ロボットの利点を教えてください!

溶接ロボットの利点を教えてください!お願いします

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    溶接ロボットと一口に言っても、溶接の種類によりアーク溶接・スポット溶接など多岐に渡る適用があり、また、品質の安定、作業環境整備、労働負荷の低減など、溶接ロボットを導入する目的により利点の評価は異なった物になりますが、ここでは、アーク溶接ロボットの経済的な利点についてお答えします。 ① 溶接技能を持たない作業員でも、生産活動を維持できます。 ② 人手による溶接では、作業員の技量・癖や視力・疲労・健康状態などにより、溶接品質が常に変化してしまいますが、溶接治具などの付帯設備が十分整備された状態が維持されていれば、溶接ロボットでは、常に一定の品質を保つ事ができます。 ③ 同一品の生産タクトを一定に保つ事が可能となり、生産計画の立案・運営が容易になり、また、製造原価も安定します。 ④ 昨今はやっている、作業条件の記録による品質保証上のトレーサビリティーも、溶接条件の自動記録を実施することで可能となります。 これらの利点を見ると、溶接ロボットは良い事ずくめの様に、感じられる事と思われますが、これら利点を実現する為には、下記の点に十分な配慮が必要となります。 ① 熟練工の手作業による作業効率(生産タクト)に比べ、良くても60%程度に落ちてしまいます。これは、人の手は、溶接作業だけでなく、部材の向きを変えたり、移動したりする事が出来る為、間接時間が短くできる事に起因します。 ② 溶接ロボットを導入する時の加工品の品質レベルは、その加工品の関する必要にして十分な程度の品質レベルに抑える(要は、過剰品質を求めない)必要があり、まちがっても、技能工の品質を求めてはいけません。人による作業は、視覚(目)の情報を作業に正確に反映しているので、溶接アークの状態を一定に保てるのですが、ワイヤーの曲がり、部材間の微妙な隙間、熱によるトーチの曲がりなどの、実際の溶接作業で常に起こるこれらの現象を、溶接ロボットは、完璧には感知できないのです。溶接ロボットでも、アークセンサーなどの適用により、ある程度はカバーできるのですが、溶接品質に関しては、熟練工には絶対かなわない事を認めなければなりません。ロボットメーカーの宣伝では、センサーにより溶接条件と溶接線ずれを制御して、熟練工と同じ溶接品質が可能であるかの如き解説がなされていますが、汎用の溶接ロボットは所詮機械ですので、熟練工には絶対にかないません。 ③ 複数台数の溶接ロボッロの効率的な作業を維持する為には、一定の溶接技能を有し、電気制御シーケンス、機構設計、作業安全管理などに関して、十分な知識と経験を有する設備保全・運用管理者が絶対に必要となり、この人材の確保が大きな問題となります。 以上、過去、20数台のアーク溶接ロボットシステムを、企画・設計・運用した経験からお答えしましたが、作業員・設備・作業安全に関するインターロック機構などの総合的な管理体制を整備できて、初めて、溶接ロボットの利点が発揮できると考えています。

    2人が参考になると回答しました

  • ビードの幅が一定でとてもきれいです。 また、手溶接だとヒュームを大量に吸引しますが、ロボットの場合は手溶接に比べるとだいぶ吸引を防げることができます。

  • 自動溶接機でしたら仕上がりが均一です。ただし、オペレータが傍にいなくてはいけませんが。

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