設計士という言葉はどこで知りましたか? 建築業界では設計士という言葉はあまり、というか全く使いません。 設計士なら建築に限らず機械にも当てはまりますよね。 建築士は資格の名称であり 建築士自身も聞かれたら「建築士」と言うだけで 自ら「建築士」です、と名乗ることはほとんど無いように思います。 この業界では「建築士」が「設計」の仕事(業務)をする というのが一般的なのかなと思います。 建築士の資格を持っていない人でも建築士の管理の元 設計の仕事をすることもあります。 建築士の設計の仕事と言うのは ①施主打合せ ②基本設計 ③実施設計 ④事前協議・確認申請 ⑤監理 大まかにこの流れになります。 ②は①を元に起こすザクッとした図面で ③は②が決定したあとに起こす、現場用の詳しい図面です。 現場では③を元に施工図というもうひとつ詳しい図面を起こしますが これは建築士の範疇ではありません。(現場にも建築士の資格を 持った人はいますので、その人がやれば建築士の仕事となりますが・・・) ④は役所との協議・申請です。 建築は法律や条例、要綱などの決まりごとの上に成り立っています。 ここを通すことができないと建築物が建ちません。 お金も動きません。 ②や③も大事ですがそれ以上に大事なのが④なのです。 ⑤は③の図面通りに現場が進むように検査やチェック等をすることです。 他には設計契約や見積もりも間に入ってきたりします。 もし「設計士」という言葉があるなら ①~⑤まですべてが設計士の仕事なのかなと思います。 設計としては②③がメインですが①④⑤にも波及しますので 全く関係ないというわけにはいきません。 こう考えるともし「設計士」という言葉があるとすれば 建築業界では「建築士」=「設計士」であり 「設計士」の定義によっては(②③の設計だけをする人というような) 「建築士」>「設計士」ともなるのでしょう。 最後に 私の考えでは「設計士」という言葉は存在しません。 あくまで「建築士」が「設計」の仕事をするというのがしっくりきます。
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