JIMO★ログ「kix 我ら関空吟詩会!~関空吟詩会の広場」というサイトに該当する文句を見付けました。 伊藤博文の「述懐」思いを述べるという漢詩の第3・4行「名を万世に沽るは、吾が志に非ず。眼を千秋に注いで、宜しく先を察すべし」に当たります。漢文に直すと、「沽名萬世非吾志 注眼千秋宜察先」です。 でも、この屏風の書家は「沽」を間違えて「活」と書いています。これでは意味が通じません。 なお、「宜」は異体字「冝」ウカンムリの方を書いたものでしょう。 述懐 伊藤博文作 活識(かっしき)独り応(まさ)に、変遷を知るべし。 平凡、何(なん)ぞ、虚玄(きょげん)を語るに足らん。 名を万世(ばんせい)に沽(う)るは、吾が志に非(あら)ず。 眼(まなこ)を千秋(せんしゅう)に注いで、宜しく先(せん)を察すべし。 夷険(いけん)を往来して、坦道(たんどう)を知る。 死生に抛着(ほうちゃく)して、皇天(こうてん)に任す。 我が徒(と)須(すべか)らく盡(つく)すべし、勤王(きんのう)の事。 一身の為に、瓦全(がぜん)を図る勿(なか)れ。 【大意】 一国を治めるものは、物事の真理を究め、100年後の見通しをつけるくらいの見識を持たなければならない。 平凡な常識しか持たない者は、所詮大事を語り合えるような資格はない。 みだりに売名行為をして、後世に名前を残すことは私の志ではない。 常時自分の眼を1000年先の隅々にまで注いで、国家の大計を樹立しなければならない。 平地や険路、その両方を辿ってみて、初めて平坦な道のありがたさがわかるように、死か生か、重大なときに出くわしてこそ、始めてこの身を天に任せることができるのだ。 我々が尽くそうと考えるのは、ただただ勤王の事あるのみだ。 諸君! 我が身を可愛がるあまり、つまらぬものとなりはて命を永らえるより、大義の為に自分の命を投げ出す覚悟が必要である。
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