解決済み
精神保健福祉士は名称独占の資格で業務独占の資格ではなく、必要な知識や技術をもっている人は同じように仕事をする事は可能な職種です。 また、精神保健福祉士で独立となっておりますが、これは一人でという意味でしょうか? 1人で生活を支える事が出来る仕事があるかというと基本的にはありません。 福祉のお仕事で、対象者は困難をもたれた方です。その方たちは少ない年金や生活保護が主な収入です。そういった中で福祉の制度を利用するに当たってはそのサービスごとに決まっている補助金(給付金)で対応されます。 相談援助業務や地域移行支援事業などそれぞれの物に補助金が決まり、その中で給料やその他の経営に必要なものとしていくことになっています。 そういった中で、日本の制度は1人の精神保健福祉士に対して自立できるようなものはありません。 精神保健福祉士の独立となると、新たにNPO法人や社福を作り、施設を立ち上げ、現行の施設形態にしたがって経営をしていくという事になります。 以前の質問で他の人の回答でカウンセリングを行い荒稼ぎをするといった回答がありましたが、精神保健福祉士が行うのは相談援助業務でありカウンセリングではありません。 基本的にカウンセリングは心因反応の人や健常者の心の整理に役に立つ心療療法の一つですが、精神病は心の病気はなく脳内の神経伝達物質の伝達系の異状による脳の病気ですので薬物療法が中心の治療を行います。また、特に統合失調症は認知機能障害があるという事もあり、混乱させてしまう結果になる方が多いのでカウンセリングには基本的に適正しません。 精神保健福祉士は、医療モデルでの視点ではなく生活面を重視した福祉モデルで利用者さんにアプローチして行きます。 精神的な困難を持つ人が快復する為には、適切な薬物療法とその人にあった心理社会的な支援の2つの環境が両輪としてそろっていなければいけません。 その環境を整え、主に心理社会的な支援をしていくのがPSWの役割です。 ただ話を聞くのではなく、現実に問題を解決していく為に調整をしていかなければいけません。その人にあったケア計画を立て、必要な機関や制度につなげていく関係調整も大事な仕事の一つです。
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