「**さんは高い給料も昇進も望まなかった。」 前段はともかく、後半の「昇進も望まなかった」は、痛いほどよくわかりますよ。残念ながら日本の企業では、研究者や技術者といえども、昇進してしまえば、管理職です。管理職はやらなきゃならないこことがどんどん増えます。本来の自分の仕事以外で。 例えば部下の勤務査定もしなければならない、会議も増える、雑務はどんどん増える。後進の指導もしなければならない。いつまでも自分でやらずに部下を育てろ、と言われる。大好きな研究や実験の時間はどんどん削られる。つまらないんですよ、そんな生活。技術や研究に惚れ込んでしまったものにとってみれば、ほとんど地獄^^; まぁ、今の企業はそのあたりを上手くやっているのかもしれません。しかし10年前までの日本の企業、それも大きければ大きいほどそうでした。だから、道は二つ。昇進はいらん。高い給料は昇進しないでくれるならいいけど、管理職にならなきゃやらん、というのならいらん、となるか。あるいは、さっさと自分の希望をかなえてくれる海外へ行くか。研究分野によっては海外に行っても意味がないものは沢山ありますし、家族の事も考えるでしょう。だから、前者を選ぶ人がいました。 気持ちはよくわかりますし、実際そういう道を選んだ偉大な先輩も持ってます。研究が大好きな人間は、研究させてもらえないなら、昇進なんてしたくないんです。なまじ部長あたりになって、メディアの相手をさせられるとか、部の予算をとるために経理と掛け合うとか、そんなことはまっぴらごめん、ですね。
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