解決済み
連隊長、群長と駐屯地司令の違いについてです。陸上自衛隊の駐屯地の部隊の中によく第~普通科連隊長兼ねて~駐屯地司令と呼ばれる部隊長名がよく聞かれますが連隊長や群長、団長と駐屯地司令ってどう違うのですか?規模の小さい部隊だと連隊長と駐屯地司令が一緒の所が多いですが師団や方面隊の本部だと師団長や方面総監と駐屯地司令が別々にいるところがありますがどういう所が違っているのかわかる人がいたら回答の方よろしくお願いします。
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団長は将補(二)、連隊長や群長は両方とも指定階級は1佐(一)で本来の役職名であるのに対し、駐屯地司令という職は充て職(兼務)です。部隊長職名ではありません。駐屯地施設の警備・管理と隊員の規律統一がその職務とされております。 ベースとなる考え方としては、その駐屯地に所在する部隊の長の内、最先任たる者が駐屯地司令を兼ねる、というのが自衛隊法に記載された原則論です。 が、市ヶ谷及び各方面総監部並びに師団司令部がある駐屯地は特例です。市ヶ谷については中央業務支援隊長(将補(二))が指定され、総監部がある駐屯地では方面の幕僚長(1佐(一))、師団司令部のある駐屯地では副師団長(将補(二))が指定されております。これは小規模駐屯地と違って、ただでさえ煩雑な高位の陸将の責務に加え駐屯地司令を兼務させるのは不適当との指針によるものです。 質問者様の例にある連隊と群については、一般的には前者は師団隷下部隊であるのに対して後者は方面直轄部隊です。団は群の上級部隊です。従って序列的には団>群≧連隊です。よって原則論を直に反映させれば群と連隊が駐屯するパターンでは群長が全て駐屯地司令という事になりますが、実際は逆のパターンもかなりあります。一例を挙げれば東北地方の福島駐屯地では第11施設群と第44普通科連隊という部隊基幹部隊として所在しますが、ここの駐屯地司令は44i長です。 更には、同一駐屯地に格上の普通科連隊長(1佐(一))が在籍するにも拘わらず格下の特科連隊長(1佐(二))が駐屯地司令を担任するパターンも有りです。また、中隊規模の部隊しか所在していない駐屯地の司令職務は当然この中隊長を充てますが、特例的にその中隊長には2佐職となります。(一般の中隊長は1尉~3佐が指定階級) 要するにケースバイケース、各々の駐屯地の沿革や事情によるという事です。
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