建築士向け大学院の教員をしています。私の時代は積算士になる前の積算資格者でした。 建築積算士を受験されるのにちょうどいい時期です。これまではイリオモテヤマネコ資格とされてましたが、主催の日本建築積算協会が急にヤル気を出しています。 10月からホームページ一新、本年度の会費無料・来年度から会費大幅値下げのキャンペーン、資格のためのガイドブック作成など、どこぞの英会話スクールかフィットネスクラブと勘違いしそうです。 ガイドブックは4月以降に発売予定で、これから出題をするよう計画中のようです。 下位資格の積算士補は学生が校内で受けるものですし、上位資格のコスト管理士は積算士取得以降のことですから、ガイドブックができるまで試験対策はお待ち下さい。 現在の試験対策としては次のものが一応あります。 学科過去問集 4200円 実技過去問集 4600円 協会発行ながら、学科は建設省と書いてある前時代のものですし、実技もH19の古さ。 一般の問題集も大成出版社から唯一出てますが……。 テキストは業界で支配的な、建築積算教程1~4です。森北出版から発行され、今年のゼネコン研修でも使われてますが、別名は昭和本です。昭和50年代から同じで活字が今と違います。この教程4冊に、経済調査会と建設物価調査会の電話帳並み資料、法的根拠の積算規定をせっせと駆使して講習を受けてます。算盤や計算尺とか使ってそうです。ここは三丁目の夕陽か! 協会が妙なハイテンションで4月から始動するまではまともな本で学習されることをお勧め致します。 学芸出版社の、初めての・入門の2冊のうちどちらかで開始。 次はもう一つか、彰国社、東洋書店、オーム社、日経BP社、産調出版、理工図書の鉄筋積算、理工学社、日本コンサルタントグループなどからの積算本に取組んでみて下さい。
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