解決済み
入国警備官について質問です入国警備官って空港で犬を連れている仕事ですか? あと身長は何センチあれば入ることができますか?
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「入国警備官にとって一番必要なものというか、資質というか、それは何だと思いますか」との質問を受けた。 一瞬考えて、俺は「それは好奇心じゃないかと思います」と答えた。 「好奇心?ですか」社長は一瞬虚をつかれたような、意外そうな顔をして尋ね返した。 意外な答えだったのだろう。好奇心という言葉の響きも良くなかったのかも知れない。 その話はそれっきりで終わってしまったが、「好奇心」は入国警備官に必要だとの考えは未だに変わらない。 最近になって聞く話で、通り一遍の取調べで良しとする者、提報はあってもその提報が曖昧なものだったりしたときに、そこから類似の提報を探し出したり、独自に調査して付け加えようと思わなかったり、与えられた仕事をこなしていさえすれば良いという警備官がいるというのだ。 入国管理局の取り扱う仕事は、対象が人間であり、たとえ不法残留であっても、そうなるまでの人生や不法残留するに至るきっかけや理由は、一人一人違うものだった。 少なくとも俺が経験したり、先輩から聞いたものだったり、書庫で調べた過去の事件記録には、どれ一つと言ってコピーしたようなものはなかった。 家にも帰らず役所に泊り込んだり、夢に容疑者や証人が出てきて真相を話すなどというおかしな夢を見たり、高所恐怖症であるにもかかわらず、摘発現場で容疑者を追っかけて屋根に昇ることも厭わず、防弾チョッキや拳銃を装備した銃器対策課の警察官と一緒に、俺は丸腰でジャンパーの下に新聞紙を入れて拳銃を所持するという外国人の居宅をがさ入れしたりすることが、今になっても楽しかったと思うのは、毎日が刺激的で新しい発見に満ちていたからだ。 一つ調べるとそこに疑問が湧いて、更に調べたくなる。そうだ、俺の中の好奇心が刺激される職場なのだ。その好奇心がなければ、隠されているものが見える筈もなく、表面上の事実しか見えてこないものだ。 それでも仕事は終結するし、翌日には新たな仕事をこなさなければならないから、ときにはこれで良いよなと思うのかもしれない。 だが、中途半端な結果では、時間がないからとか、面倒くさいからとか、忙しいからだとか、どんな理由をつけても自分自身を納得させることはない。 たとえ評価される実績は上げなくとも、昇任試験に落ち続けようとも、仕事の処理が遅いと言われようとも、自分自身の好奇心の赴くままに行動することだ。 http://kubo-ichiro.at.webry.info/201003/article_11.html
なるほど:4
犬を連れている制服の人を日本の空港で見た事がないので、分かりませんが、イメージは外国人の入国に関する警察だと思えばいいですよ。なので、偽装結婚や不法就労の疑いがある外国人の調査やガサ入れ等もしますよ。法務局の国家公務員です。身長制限は聞いた事はないです。
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