日商簿記検定3級資格保持者で、11月に2級受験を目指す者です。 まだ1級商会を勉強していませんので、ほぼ2級レベルで回答します。 ご了承ください。 >社債で金利調整差額償却額の意味がよくわかりません。 >簡単に教えてください! 金利調整差額とは、市場の利子率との調整額を指します。 例えば、銀行の利子率2.5%で社債の利子率が2%の場合、社債は誰も買いませんよね?(通常、利子が多いほうに投資するはずです) これだといくら社債を発行しても誰も買ってくれなくなってしまうので、本来の額面額より低い金額で発行(割引発行)することで、その金利の不利をカバーさせるための金額を指します(逆のパターンである、打歩発行の場合も金利調整目的と認められた場合は金利調整差額です。) また、金利調整差額の償却とは、例えば、額面金額10,000円の社債は、本来10,000円で発行するはずの社債なので、もともとの社債の負債価値(発行側としては借入金と同じなので、負債です。)は10,000円あるはずです。 そこを金利調整として9,500円で割引発行したとすると、そのままほったらかしにしておくと、償還金額も9,500円のままとなってしまい、 結局、「割引されているから社債を買った人」にとっては、銀行のほうが得だった為に、結果的に損ですよね?(って言うか詐欺ですよね;) なので、償還期間中に毎期一定の方法で、発行額の9,500円の負債価値を本来の負債価値である、10,000円まで戻してあげなくてはなりません。これを償却原価法による金利調整差額の償却と言ます。 >未償却残高となんでしょう? 上記で言う、10,000-9,500=500円が償還までに償却すべき残高だとします。 償却すべき残高のうち、まだ償却していないものを未償却残高と言います。 >満期償還で金利調整差額と社債発行日は問題文に書いてあるが自分で>求めることもあるか? 問題によります。金利調整差額を各自計算する問題は日商2級レベルでよく見かけます。 社債発行日を計算する問題は、推定問題(例えば、金利調整差額と償還期間、償却高を示されて求める)等が考えられますが、特に日商2級レベルではまず無いといっても過言ではないと思います。 ご参考になりましたら幸いです。
なるほど:10
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