旧帝大工学部の大学院を修了し、社会人二年目の27歳男です。現在、数学の勉強をしたいと強く思い東京大学理科Ⅰ類の再受験を考…

Question

旧帝大工学部の大学院を修了し、社会人二年目の27歳男です。現在、数学の勉強をしたいと強く思い東京大学理科Ⅰ類の再受験を考えています。30代前半で東大の数学科を卒業後の進路はどのようなものがあるでしょうか？現在、大手電機メーカーに勤務しており、新製品に投入する新技術の開発を行っています。持っている資格としてはTOEIC800点です。現在も勉強中で20代のうちに900点を突破したいと考えています。他にも就職に有利になりそうな資格があれば取得するつもりです。

東大を希望している理由としては、一緒に仕事をしているメンバーの中に東大の物理学科卒で飛びぬけて優秀な方がおり、このような優秀な人がいる環境で勉強したいと思ったからです。残念ながら私が卒業した大学にはそのような方とはめぐり合えませんでした。

数学の能力としては高校時代に「大学への数学」の学力コンテストへ応募し、二回ほど名前が掲載されたことがあります(1度はＡコース満点でした)。大学での数学の講義も特に苦労した経験はありませんでした。しかし、これらと数学科で学ぶ数学は異なることも重々承知です。

東大数学科卒業後の進路としては私が考えているのは

1大学院に進学し研究者を目指す
2予備校教師などの教育関係に就職
3金融関係（外資系も視野に入れています）に就職

です。①これらの実現可能性と②これら以外の選択肢とその実現可能性、を身近な人の具体例をもとにお答えいただきたいです。また、③金融関係を希望する場合はやはり経済学部の方が有利なのでしょうか？以上①から③の質問に回答者様の所感を加えながら答えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

Answer 1

金融関係の人間ですが、③は難しいですね。
クォンツアナリストやディーラーなど、外資系証券会社は30歳以上であれば即戦力を求めるので特に難しいでしょう。
アクチュアリーも、基本的には新卒の数学科の学生を新卒から育てるところが多いので難しいでしょう。
大手電機メーカーでの経験がよほど活かせるならば別ですがいかがでしょうか？
気の毒ですが③は期待しないほうが無難かと思われます。
経済学部に行く事も、他の新卒学生との比較となり結局年齢が響くので、お奨めできません。
金融業界に移るのであれば、転職して何でも良いので金融関係のキャリアを積むのが近道です。

Answer 2

①
１ 私立大学等の准教授を目指されるなら、「コネ次第」ということになるでしょう。もちろん、東大入学後の過程で一から構築していって間に合うコネクションです。

２ 収入的には現在の半分くらいでのスタートになるかもしれませんが、お覚悟はありますか？

３ 30歳過ぎて金融業界が欲しい人材は「実績豊かな即戦力者」限定です。超のつく高学歴者として欲しいのは、（海外留学経験ある場合を除いて）20代半ばまでですので。

②③
お言葉ではありますが、質問者さんの東大に入って勉強し直したい意欲が、その飛び抜けて優秀な方に触発された衝動の動機から来ているものでしかない印象ですので、テーマも目的もない中での就職相談では前向きな回答ができなくなるんですね。

これがもし、ハヤブサ３号はぜひ自分の手で開発をとか、将来もう一度現職に採用され直して「飛び抜けて優秀な方」と席を並べて開発に当たりたい、とかの明確な目的であれば大賛成なんですが、質問者さんの場合はおそらくは、卒業時に進路について途方に暮れる前途になることが見えてしまっているんです。

「飛び抜けて優秀な方」との出逢い自体、将来を豊かにするか駄目にするか、その大きな分かれ道を呼び込みつつある現実を見つめ直していただきたいです。出来ることなら、その方との出逢いこそを幸運とされて少しでも長い期間一緒に仕事できる環境、これを至福と考え直される道が、現段階での質問者さんには一番ふさわしいように第三者は思います・・・

Answer 3

やはり東大卒は優秀なんですね。
あくまで参考までにしてください。

既に大学院修了した方で数学の能力が特出しているというのであれば、大学院から行くという手もあります。働きながらというのも勤め先によっては可能です。昔の話かもしれませんが、大手メーカーであれば会社がお金を出して大学院に通わせてくれるなんて話も聞いたことがあります。

博士前期課程でも博士後期課程でも社会人特別選抜があるはずです。学部に入るより圧倒的に受験の労力が少なく、なおかつ優秀な人に囲まれることになります。研究室訪問で社会人選抜を受け入れるかどうかを確認するところから始まると思います。今から受験科目の国語や地歴公民なんて復習するのも酷ですよね…。まぁ東大が優秀な理由はその過酷な受験を勝ち抜いたことに所以してるのでしょうが…。

Answer 4

金融関係において３０代前半の新人を雇用するメリットは
会社にはあまりないように思えます。
もし、専門的に数学を学ぶという事に重きを置いているならば
研究職に進まれる事が自然に感じます。