消防士の大卒と高卒の給料や昇給額が大きく異なると、過去の質問検索で見ました。どれほどの額の違いがあるのかなど、また高卒と…

Question

消防士の大卒と高卒の給料や昇給額が大きく異なると、過去の質問検索で見ました。どれほどの額の違いがあるのかなど、また高卒と大卒で10年働いたとして、だいたいいくらくらいの金額の差があるのかなど、大きく異なるという給料面について具体的な金額など、地方により変わるかと思いますが、だいたいでいいので、ご説明願えないでしょうか？
回答者はelst_n_kさんという方で、真摯な回答をされていて、お詳しそうだったので興味を持って拝見していましたが、
自分の質問ではなかったので伺う事が出来ませんでした。
elst_n_kさん以外の方でも、もし詳しい方がいたら教えて頂きたいです。どうか詳しいご説明をお願いしますm(_ _)m

なお、給料で仕事を選ぶのかなどのご批判や荒らしに近い回答も続けてあり、削除や質問も出来ない状況にあった事、ご配慮下さい。消防士をそのような理由で考えてる訳ではなく、過去の質問検索で、大きく異なるというのを見まして、気になって質問させて頂いた次第です。誤解なきようお願い致します。
どうか真摯な回答をして下さる方に回答をお願いしたく思います。よろしくお願い致しますm(_ _)m

Answer 1

公務員の初任給は大体企業の平均賃金(初任給)を元に計算されているそうです。
なので、好景気(バブル時代)には公務員になりたいという人の方が少なかったと思います。
実際それなりの企業で年収700～1000万円程度稼いでいる人が多かったのも事実です。
因みに一般企業で高卒の平均賃金は確か…16万8000円程度
大卒で確か19万6000円くらいだったと思います。
能力の差とは言いませんが、大学で4年間+αを作った人間と高校から即社会に出る人間に差が付くのは当たり前のコトだと思います。
仮に18歳の人間が22歳に成った時に22歳で初勤務を迎える人より単純に4年のキャリアを持っていると言うことで、確実に収入は増えている訳ですし経験をつむと思えばソレはソレで良い事だと思います。

年功序列の社会ではないのですが規定上の問題なので収入基準はあまり問題視しないほうがいいと思います。30、40超えても未だに月収15万位の人がたくさんいると言う今の社会情勢もしっかり知ったほうが良いのでは？

Answer 2

まず初任給について。
消防士だけでなく、公務員全体に言えるのですが、初任給については、学歴・職歴に応じて、一定の調整があります。
例えば、高卒程度の採用試験（刑務官など）を大卒で採用されると、高卒で刑務官として４年間勤務した人と同レベルの初任給。大卒事務の公務員であれば、院修士修了の方は、同様に２年間勤務した人と同レベルの初任給。
職歴についても、勤務年数に応じて初任給が調整されます。

例えば、高卒で１０年勤務すると２８歳、大卒で１０年勤務すると３２歳。給料に差がある、というのは、この年齢差から生じるもので、必然的に４歳分の開きが生じます。（昇給額年６千円・ボーナス含め１６ヶ月とすると、１年で給与差は約１０万円。４年で約４０万円）。
もっとも、公務員の給与は、地域、年齢や学歴などの給与水準を参考に決められるため、高卒１０年勤務者であれば、高卒２８歳の給与水準、大卒１０年勤務者であれば、大卒３２歳の給与水準にあわせた形になってきます。
なので、高卒２８歳と大卒２８歳であれば、公務員の給与体系上、そんなに給与差は生じていないと思われます。

昇給水準については、昇任試験にパスするかどうかに左右される面があります。なお、昇任試験が行われる階級は、消防により異なります。
また、採用区分が「上級」「初級」に分かれている場合は、上級が総合職、初級を一般職と位置づけることがあり、その場合には、学歴ではなく、採用区分に応じて昇給に差がつきます。

地域による差について。実は、この地域差は大きいです。
公務員の給与は、基本給＋調整手当で額が決まります。
実は、初任給に差があるように見えるのは、この調整手当（勤務地域の物価水準などに対応し、０～１８％が加算されます）の差が原因です。基本給は、実は大差ありません。
大卒消防士の場合、全国的には、基本給は１８万円前後と思います。これに調整手当が加算されるため、東京消防庁や横浜市、川崎市の消防の給与は高く（１８％～１５％かな？）、地方は低い（１０％以下。０％のところもあります）ので、大きく給与が異なるように見えます。
調整手当ての率については、各自治体ｈｐの例規検索を見ると、給与条例などに定められております。
また、最近では自治体が職員の平均年齢は平均給与を開示する例も多いので、これらを参考にされても良いと思います。